kaeruのつぶやき

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「てんがらもん」226回 なぜ川柳なのか。

2016-07-21 20:42:16 | 「てんがらもんラジオ」

   葉山町町議会議員の細川氏が覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されたのが2月でした。それが昨日議員の全員協議会に「釈明のため」出席しました、一旦議会の議決により失職したのですが、その議決が違法であるという県知事の判断により復職したのです。

  この問題が今日の「つぶやき」のテーマではないのですが、今日全員協議会の様子をビデオで見て、懲役1年6か月、執行猶予3年の人がわが町の議員として議会にいるという事実と先日知人と川柳について話したことがつながってきたのです。

   彼は以前1年間ほど私たちの俳句の会に参加していたのですが、来なくなったと思っていたら川柳の集まりに出ていたのでした。いくらかアルコールの入った頭での意見交換でしたからいささか怪しいところもありますが、こんな話でした。

   ひとことで言うと季節を詠む俳句と違い川柳は人間を詠む、自分を含めて人間の百態が詠む対象になる、それが面白いといいます。勿論人間の集まりである社会のあれこれも詠む、そうすることで人間と社会を見る目が出来てくる、とのことです。

 さて今日の「てんがらもんラジオ」は先週、荒れ模様の天候のため来られなかった石神さんを迎えての川柳の時間、全体の様子は、

chidoriさんのこのブログ  でご覧下さい。

私の三句、

 暑い夜ベッドを空に浮かべたい

 鹿児島へ旅路は空も陸も良し 

 五七五寝ぼけ頭を調える

は、可でもなければ不可でもない、「もう少しひねれば」とのことでした、素直すぎたということでしょう。

   自然と違い人間社会を見るには素直な目だけでは見抜けない。懲役刑を受けた人が町会議員でいられるというこの理不尽な社会を詠み表し、理不尽をなくしていくためには「もっとひねりを!」と自分に言い聞かせていきましょう。