参議院選後、都知事選へ戦いをすすめている「UNITE三浦半島」の時津彩子さんからのメッセージです。
もう一昨日の話ですが、資本論第1部の最終章・第25章「近代的植民理論」の報告を終えて少し話し込んで、休む間もなく第二部へ。
その第1編第1章「貨幣資本の循環」第1節「第1段階、WーG」、その部分の担当者が報告するのを聴いているだけで終わってしまいました。何も準備をしていませんでしたし、第2部そのものについて何らかの話合いがあろうかと思っていたので、ちょっと戸惑っているうち閉会。
これは準備不足だったと昨日遅まきながら「資本論第2部とは」とエンゲルスの「序言」を読み、不破哲三さんの《『資本論』全三部を読む》の第四冊「第二部 資本の流通過程」を開き、その他あれだこれだと俄か勉強に時間が取られ気付いてみたら午前2時近く、何やら目の前の『資本論 第二巻』を「そこに書いてあることを書かれているとおり読んだだけでは、第二部の本当の内容が十分につかめない、という問題」があるというのです。
誰がそんなことを言ってるのか、なぜそんなことが言えるのか、その辺を整理しておかなければ、それにしても午前2時にする作業ではないと昨夜は眠りに移りました。
この言葉は不破さんの前述した本の最初に出てくるのです。要は第二部(第三部も)はマルクスが自分で最後まで仕上げて、自分で公刊したものではなく、エンゲルスがマルクスの残した未完成の草稿をもとに編集し発行したものだから、と先ほどの言葉につながります。
これはこれから第二部を読んでいこうとする者にとっては大変な事を指摘しているのです。そこに書かれていることを「読んだだけでは、本当の内容が十分につかめない」、ですからまず読まなければなりません、そのうえマルクスが完成させようとした内容を探り出したものによって現行の「第二部」を補正する必要がある、そういう作業が「第二部」の理解には必要だというのです。
なお不破さんは、「第三部には、こういう問題はありません。マルクスは、第三部については、草稿を書くときに、全体の構成をほぼ見定めていました。」と書いています。
ではマルクスが完成させようとした内容をどうしたら知ることができるのでしょうか。それはマルクスが残した草稿を研究することから見えてくるとのことです。これを不破さんは解き明かしていくのですが、その辺はこれから追い追い「つぶやき」だせればと思っています。