葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

本州縦断(距離分)踏破!

2013-12-23 21:16:41 | 本州縦断

 「踏破!」とは大げさですが、3月25日、青森県大間港を出て12月23日

山口県下関駅に到着、1778.7kmを歩いた計算になります。274日間で

すから6,492km/日、1歩を0.75mとすると8,656歩/日になりました。歩い

た日だけでいえば確実に一日1万歩の目標は越えたといえます。

  

 これが本当の歩きでしたら、九州・門司に渡ってみたいのですが、机上から

「82歳からの旅」さんに、「下関に着きました、そちらへは廻れません。何時の

日か伺いたいと思います、その時にはよろしくお願いします」とつぶやきでなく

叫んでみます。

 

 さて、もう一度青森へ戻って第2回目に臨んでみましょう。極寒の東北をその

気になって歩くのも意義あることでしょう。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「原発ゼロ 再稼働やめて 1万5000人 国会をぐるり」。

2013-12-23 19:52:42 | せいじの政治カフェ

 この写真を含めて、昨日の「再稼働反対☆国会大包囲」に関する「しんぶん赤旗」

記事は以下のURLで、ごらん下さい。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-23/2013122301_01_1.html

 

 併せて今日の「つぶやき」として「赤旗」の潮流欄をそのまま、記載します。

文中に「70代の男性」のことが書かれています、それをはじめこの文全部を

わが思いとして載せさせていただきます、お読み頂ければ嬉しいです。

≪底冷えの冬至(とうじ)。寒さをふきとばす熱気が国会を包みました。老いも若きも、

手と手をつなぎ、議事堂の周りをぐるり。「再稼働反対、原発なくせ」の思いを政府に突

きつけました

▼緊迫した情勢のなかで開かれた“年内トドメの大抗議”。国のエネルギー計画の重要

な土台に、ふたたび原発を位置づけようとする安倍政権。再稼働や輸出の動きも加速さ

せていますが、それに対する国民の怒りもひろがっています

▼国会包囲の前に日比谷野音で開かれた集会も人波であふれました。主催を代表した

ミサオ・レッドウルフさんは「3・11以前に戻すことは絶対に許さない」。原発ゼロの目標を

白紙撤回しようとしていると、安倍政権を批判しました

▼厚い防寒着のなかから、こぶしを突き上げていた70代の男性は夫婦で来たといいます。

「いま、わたしたちがあきらめずに声をあげつづけることが子や孫の将来につながると信じて」。

命を守りたい、と話す親子の姿もありました

▼福島はあの日から3度目の冬をむかえています。いまだに、ふるさとを追われた14万の人

たちは、また仮の住まいで年末年始を過ごさなければなりません。しかも汚染水は漏れつづけ、

収束のめどさえつかない状況です

▼そのなかで原発を動かすことの、なんという愚かさか。年の瀬に、いてもたってもいられず国

会につめかけた人々の思い。これから日が伸びていく冬至は古くは一年の始まりでした。決意も

強く、新たな年に引き継がれていく原発ゼロのたたかいです。≫

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「冬至 ・日短」、貧乏神、税金どろぼう。

2013-12-22 22:07:18 | 詩的なつぶやき

 今日冬至、一年でもっとも昼時間が短い、さて東京の昼時間は?

日の出6時47分、日没16時32分 昼時間 9時間45分でした。

 同じ日本でも、札幌は9時間1分、仙台9時間31分、大阪9時間51分、

福岡9時間57分、那覇10時間31分。 札幌と那覇の差1時間30分。 

 

 明日からは昼時間が長くなりますが、寒さの厳しくなるのはこれから

です。 風邪など引かないように柚子湯に入るのも、人の生命力の衰え

る時期に、植物の力を得て甦るようと願うことからきているのでしょう。

  生まれ出るごとくに柚子湯上がりけり     高橋悦男

  毛穴より疲れ抜けゆく柚子湯かな       森山暁湖

 

 季語・短日で現実的な句を、

  日短やかせぐに追いつく貧乏神

この現実性は何時の時代か?詠み手は 一茶。

一茶の「日永」の句を

  禄盗人日永なんどゝほたえけり

説明 ≪季語は「日永」で春。「禄盗人」は、今日の「税金どろぼう」であろう。

当時の武士階級を暗示している。「ほたる」は、つけあがる、ふざける意の

口語。これもまた権力者批判である≫(矢羽勝幸 『「あるがまま」の俳人

一茶』 NHK出版) 

 

 現代の権力者・支配者への批判の姿は、

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-12-22/2013122204_05_0.html

今日は参加できませんでした、明日の「赤旗」などでご報告します。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「尿前の関」は「おくのほそ道」の臍。

2013-12-21 20:48:36 | kaeruの「おくのほそ道」

 「尿前の関」⇒「臍(へそ)」、などということを長谷川さんが言っているわけ

ではないのですが、まずこの文を読んで下さい。

≪まず、『おくのほそ道』 全体が太平洋側と日本海側の二つに分かれて

いる。境は東北山中の尿前の関です。≫

そして、≪このうち太平洋側はみちのくの入口である白河の関までとみち

のくに分かれます。 (略) 一方、日本海側は越後の市振の関までとその先

に分かれます。白河、尿前、市振という昔の関で四つに分かれる。≫

 ① 江戸ー白河の関(太平洋側)  ② 白河ー尿前の関(→内陸)

 ③ 尿前ー市振の関(内陸→)   ④ 市振ー大垣(日本海側)

 昔の関が実際の旅のうえでも節目になっていると同時に「おくのほそ道」

の文学としての構成上、重要な節目になっているという指摘です。

 

 「kaeruのおくのほそ道」旅程では、尿前の関を後にしたところで、太平

洋側から日本海側へ、難所 ・山刀伐峠(なたぎりとうげ)を越えなければ

なりません。多分アプリ上のkaeruが歩いている場所は、その辺ではない

でしょうか。その峠を越えれば尾花沢に入ることができます。

 「おくのほそ道」ではその尾花沢で裕福な紅花商人宅に十泊することに

なります。ここで  まゆはきを俤(おもかげ)にして紅粉(べに)の花  

を詠んでいます。

 「まゆはき=眉掃き」は化粧道具、まゆはきの形を思わせるように紅の

花が咲いている、の句意。下のTV画面は紅花とまゆはき(白)です。

                

 長谷川さんの本に戻ります。

≪ここで詠んだ句を平泉、尿前の関の句に並べると、

  五月雨の降りのこしてや光堂

  蚤虱馬の尿する枕もと

  まゆはきを俤にして紅粉の花

 蚤虱の句があるからこそ五月雨の光堂はほのかに輝き、紅の花はいっそう

華やぐ。≫

 芭蕉の俳句の世界が立体的に浮き上がってくる感じがします。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都知事選へ!尾崎都議ブログから。

2013-12-20 20:29:13 | せいじの政治カフェ
 先日の通夜( 死んではならない。 2013-11-27 )で会い言葉を
交わした尾崎あや子都議のブログを紹介しながら適時都知事選を追って
いきたいと思います。
 
以下≪≫内 は尾崎都議のブログの転写です。
 
猪瀬都知事、辞職表明!  ≫ ←(ここを クリック で尾崎都議のブログへ)
午前10時半から猪瀬都知事の記者会見が行われ、「辞任」を表明しました。

都議会控室で、記者会見を見ていると幹事長の大山都議が、猪瀬都知事の都議会議長あての「辞任願い」を持ってきました。

           日本共産党・幹事長の大山都議

日本共産党都議団は、下記の「談話」を発表しました。

 本日、猪瀬知事が、徳洲会からの5000万円もの裏献金を受けた問題で、都民の批判の高まりと都議会における追及の中で、辞任表明にいたったことは当然です。
 しかし猪瀬氏が、最後まで真実を覆い隠す立場をとったことは、許されません。
 わが党は、東電病院の売却をめぐる便宜供与疑惑などを追及し、百条委員会設置を呼びかけるなど、真相究明に全力をつくしてきました。
 今後も、百条委員会の設置をもとめ、ひきつづき真相究明に全力をつくすものです。
同時に今度こそ、清潔で、くらし・福祉をまもり、都民の立場でオリンピックを成功させていく、都民第一の都政を切りひらくために奮闘するものです。

いよいよ、都知事選挙です。2月9日投票日が濃厚だとも言われています。都民の暮らし・福祉最優先の都政実現に全力で頑張りたいと思います。 ≫
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尿、芭蕉はなんと詠んだのか。

2013-12-19 21:22:47 | kaeruの「おくのほそ道」

 『おくのほそ道』の「尿前の関」の句に関して、こんな説明がされています。

≪従来、「尿」をシトと読むかバリと読むかで諸説があったが、野坡(やば)

本・曽良本の「バリ」の傍訓が確認された現在、異論の余地はない。当時の

言語意識では、バリは馬などの動物や下賤の人の小便をいい、シトは人の

小便をいった。「バリ」の傍訓はそうした言語意識によるもので、芭蕉は「尿」

の漢字を当てることで、尿前の関の意を利かせたのである。≫

(角川ソフィア文庫・『新版 おくのほそ道』)

 

 その野坡本の「尿前の関」の関係部分がこの二枚の写真です。

 左側の中位の尿の字に「シト」と振り仮名がされています。これは地名として

の尿前の読み方、右の尿には「バリ」と振り仮名。

  

 この自筆本が世に紹介されたのが平成八(1996)年十一月です。

 この「つぶやき」でも触れたことがあります、参考にして下さい。

  『芭蕉自筆 奥の細道』  2013-06-19 

 もう一度、芭蕉の口調で読んでみましょう。

         のみしらみ うまのばりする まくらもと

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関所もぐり。

2013-12-18 20:46:05 | kaeruの「おくのほそ道」

■奥の細道の旅  (17日着信)

○現在地  尿前に到着しました。

○次の目的地  尾花沢

○次の目的地までの距離  41.8km

○次の目的地までの歩数  55,821歩で達成です。

「宮城県 大崎市 鳴子温泉尿前」、これが現在の「尿前」の地名です。

読み方は「にょうまえ」ではなく「しとまえ」で、芭蕉曽良の二人は鳴子温泉

に寄らないで、尿前の関へ向かいます。

 曽良も芭蕉もこの関所で咎められ足止めされた様に書いていますが、金

森敦子さんの本では二人は初め他の関所を通る予定だったので、尿前の関

所では足止めになったのだろうと、そして番所の関守とやりとりしているうちに

「銭さえ払えば通ることができると気づき」と書かれています。

 「もちろん曽良の日記にはこんなことは記されていない。以上は推測だが、

可能性は十分あっただろうと思う。」

 

 そんな苦労をして関所を通り、今の宮城県と山形県の県境を過ぎた辺りに二

人が宿をとった「封人の家」があります。封人とは辺境を守る人のことで、この地

では庄屋がその任にあたっていました。

 翌日は大雨、泊まりを重ねることになり、次の一句が残ることになります。

  蚤虱馬の尿する枕もと 

 句意(岩波ジュニア新書『おくのほそ道の旅』) 「疲れきっているため、床につ

いてもなかなか寝つかれない。蚤や虱にさされるうえに、手桶の水を一度にぶち

まけるような激しい馬の尿音が枕元に響いてくる。わびしく切ない旅寝である」

 

 この「尿する」は「しとする」とルビがふってありますが、金森さんの本では「ばり

する」と読んでいます。子どもの頃の記憶でも馬の小便の勢いは「シト」なんとい

うものではなく手桶の水をぶちまける音「バリ」が相応しいと感じます。それに尿

の字を「ゆばり」とも読みます、「湯ばり」とすれば、まさに大地に湯気をたてる勢い

を表しているといえるでしょう。

 試しに、声にして読んでみて下さい、「うまのシトする」か「うまのバリする」か。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豆腐三題。

2013-12-17 21:12:10 | 本州縦断

 偶々立ち止った先に墓があったことから大村益次郎のことに触れて三日

目になってしまいました。

 このことではあと二件ばかり触れておきたいのですが、今日はそのひとつ

豆腐のこと、あと一つは蔵六とイネさんのことです。イネさんとはオランダ人

シーボルトの娘で日本で初の女性産科医です。だた彼女とのことは 『花神』

をよく読んでからにしたいと思います。ですから今日は豆腐のことだけです。

 

 NHK大河ドラマ「花神」はかなり熱心に観たものです。蔵六を演じた中村梅

之助は前進座の俳優だということもあり、私が名前と顔が一致する数少ない

歌舞伎役者でした。

 蔵六は豆腐と晩酌の二本があればなにもいらない、という日常生活で、その

様を演じる梅之助の姿が思い浮かびます。あわせて妻お琴の怒りに触れそう

になると庭から飛び出し、近くの草むらに身を隠す姿も目に残っています。明治

維新の十傑とか日本陸軍の創立者とかいわれる人の姿として大変面白く観た

ものです。

 

 豆腐の話二題目。

 これはBSの朝ドラでやっている「ちりとてんちん」です。この題名の意味すると

ころが豆腐の変質変形で、ドラマでも落語「ちりとんちん」としても知ったいる方に

は余計な話ですが、腐った豆腐のことをいいます(念の為に、この名称は落語で

のはなしです)。

 ドラマの案内は http://www.nhk.or.jp/drama/chiritotechin/ で。

 

 三題目は、豆腐屋の話、といっても「赤旗」の紙面の「ニュース問答」です。

 まず、2012年度の豆腐業界の売り上げが21億円減になったということ。

 豆腐業者の52%が売上1億円未満の中小零細企業、21億円は大きい。

 全国豆腐連合会の話では、1年で500件が廃業しているとのこと。

 12月初めにユネスコの無形文化遺産に和食が登録されたが、和食の中

心の豆腐を担う豆腐店がなくなってしまう危険があると全国豆腐連合会は

危機感を強めています。

 消費税増税の強行がこの危険性をいっそう深刻なものにする、ということ

です。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大村益次郎の天才。

2013-12-16 21:35:41 | 本州縦断

 昨日につづく「大村益次郎・花神」の話です。

 この小説をNHK大河ドラマになってから読んだのか、観る前に読んでい

たのか、忘れてしまいましたがこのこの人の名が記憶に残ったのはあ

るシーンでした。彰義隊との戦いの最終盤です。

 

 司馬さん書くところを要約すれば、旧幕臣を中心とした徳川政権の再興を

ねらう彰義隊は三千の力を擁し官軍は千人以上をひねり出すことは困難で

した。

 それに勝・西郷会談のあと、京都の新政府は江戸のことは西郷任せ、西郷

は江戸の治安は勝に任せるという状態でした。その中で彰義隊の存在が危険

なものであることが明らかになってきます。

 ついに江戸鎮圧、彰義隊討伐の方針へ新政府は一変します。

 そこで、蔵六こと大村益次郎に軍政上の最高職を与え江戸へ向かわせます。

≪蔵六が、大村益次郎として歴史の本舞台に登場するのはこのときからである。≫

 

≪参謀会議の席には、新政府最大の巨人である西郷もいた。西郷は一言も発せ

ず、蔵六もまた西郷を無視した。≫

≪かれ(蔵六)は戦況ニュースとでもいうべき戦陣新聞を発行しはじめたのである。

「いま天下は非常事態である。風説が湧き、風説が流れ、風説によってときに一軍が

潰乱し、ときに勝利軍でさえ投降する。味方に正確な事実を知らしめねばならない」

として、(略)「江城日記」と、名づけた。毎日、発行した。

 かれのおどろくべきことは、いよいよ彰義隊討伐をやるという二日前からひそかに

新聞をつくっておいたことである。原稿は予定稿である。しかし予定稿どおり戦況が

すすみ、一字の訂正も必要としなかった。≫

 

 彰義隊討伐の戦いがはじまって、

≪前線からくる報告はすべて苦戦であった。

 ついに代表者数人が蔵六のもとに押しかけた。蔵六はこのとき富士見櫓にのぼって

いた。代表のひとりが、「いったいどうなさるおつもりです」といったが、

 蔵六はなにも答えず、不意に気づいたように袴のひものあたりから時計を引きづり出

して、文字盤を見たのである。

 「ああもう第二時(午後三時)になるのか」

 と、時計から顔をあげ、

 「それほどご心配なさるにはおよびません。もう片づきます」

 といって(略)

 そのうち騎馬伝令が上野からもどってきて、

 「官軍の勝利」

 と触れこみながら城内に入った。≫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「花神」の墓。

2013-12-15 21:10:08 | 本州縦断

 本州縦断もあとわずかとなりました。

 1778.7km中残り61.8km 歩数にすると約9万歩で着、となります。

 到着は早くて今週中でしょうか。

ところで、この立っている前方に「大村益次郎墓」とあるのに気付きました。

 司馬遼太郎さんの小説 『花神』の主人公・村田蔵六こと大村益次郎。

文庫本で三冊、総ページ数1500ページを越えます。

 折角「墓」に近づいたので、文中「墓」に触れたところを抜き書きして

みます。

≪ 墓は故郷にある。

  鋳銭司(すせんじ)村の山中にあり、まわりには人家もない。妻琴の墓と

ならんでいる。墓前に供花をそなえる者もまれで、そういう意味ではおそろ

しいばかりにさばさばしている。≫

≪ 執筆中、山口の旧鋳銭司村に住んでおられる内田伸氏のご案内で、蔵

六の墓に詣でることがあった。内田伸氏は蔵六の未亡人であるお琴の向い

に住んでおられたという。

(略)

 ところで鋳銭司村の山中のそれも頂上にある蔵六とお琴の墓二基は、墓

という、陰鬱ななかにも変に生命感を感じられるような、そういう通念からよ

ほど遠いものであった。立派な石造物でありながらしらじらしく、風に晒され

て立っており、その前にただずむと、はたして蔵六という男がこの世に実在

したのかどうか、疑わしくなるといったふうに奇妙は感動におそわれた。蔵

六はいかにも蔵六らしく本物の無に帰してしまっているという感じであった。≫

 

 この作家の一文を理解していただく参考に、

大村益次郎については   http://ja.wikipedia.org/wiki/大村益次郎

小説 花神 は          http://ja.wikipedia.org/wiki/花神_(小説)

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする