Reflections

時のかけらたち

ブータンの魅力 ・・・ fascinating country "Bhutan"

2018-01-25 23:59:08 | wonderland


素晴らしいものに続けて出会って、もうキャパを超えてしまっています。
「気になる衣」展で知り合いになった久保淳子さんが、ブータンの染織を紹介して下さるというので
先週の木曜日に初めて降りた航空公園駅近くのカフェ・ギャラリー”ファルマ”に出かけて行きました。





久保淳子さんは青山のギャラリーでお会いした時は、山ガールを言う感じで飾り気がなく、自然で
とても素敵な方だと思いました。ご自分が主宰しているヤクランドの通信を送っていただき
このブータンの染織のトークイベント織を知りました。すぐ電話して予約を入れ、仕事が終わって
昼食も取らずに飛んで行きました。

カフェには同じ年代を中心にして、もっと上の方や若い方もいましたが、ブータンの渡航歴も数回
あるような方たちが多かったです。

持ち帰られた、織物を展示して販売もしていました。とにかく観光慣れしていないので
売るものは持っていないとのことで、手に入れるのは苦労ということでした。
観光地より情報空白地帯が好きという久保さん。

会場にはイランやアフガニスタン、トルコの絨毯と遊牧民や先住民の生活を紹介している榊龍昭さんも
来ていて、コプトの十字架が付いた毛皮のバックや、絨毯、民族衣装も展示していました。

久保さんのプロフィールはヤクランド通信に載っています。学生時代はデンマーク語を勉強されていたのですね。
織物は気になる衣展にで展示していた元らせん工房のスタッフや、他にもブータン旅行を通して、興味が増してきたようです。
もともとはトレッキングとかそちらの方だったようですが、織物もブルーポピーが見れる旅行は魅力的です。
そして観光ではなくそこの自然と人々の中に入っていくタイプの旅行です。この前も展示会で私より高齢の方たちが
とてもよかったと話されていました。




久保さんがブータンのお菓子を作って持ってきてくれました。美しくおいしかったです。







礼装用の男性のヤクの紐。お別れの時に自分が使っていたものをプレゼントされたとのことです。
観光に慣れていないので、人々は売るものは持っていないらしいし、値段もつけられないとのこと。
とてもうれしかったと話していました。










ファルマのオーナーも素敵な方です。いろいろな展覧会をしていたそうですが、現在は好きな布に特化しているとのお話でした。




近くの方が作って持ってきてくれるというケーキがすごくおいしかったです。


































コプトの十字架が気になるバック。ラリベラの岩窟教会群も思い出す原始キリスト教。






















自分で刺繍した素敵なバッグを持っていた方がいました。




コギン刺繍のマフラーも自作。皮の帽子がとてもよく似合っていました。




もう一人意気投合した方がいました。話がすごく合って、初めてお会いした感じがしませんでした。
年令も1歳違いでした。あの学生運動の時代です。この金髪の女性です。彼女も拠点を2カ所持っていて
東京と館山を行き来しているということでした。館山ではパーマカルチャーを実践している外国人も
多いとのことです。私が以前出向したことのある国際規格の事務局の女性にそっくりでした。彼女も中国に出張して
共産党会議が行われる会堂で、事務局としてスピーチしたことがある度胸のある女性だったと思い出したり。
ご主人を最近亡くされてその原因となった脳出血の患者の会でボランティアをしたり、妹さんも同じ脳の病気で
倒れたときの、病院での看護婦さんたちの動きを見て、介護資格を取ったとのことです。神保町の本屋さんが
企画する古墳の見学などを楽しんでいるとのお話でした。帰りもずっと一緒だったので話しっぱなしでした。

他にも去年アート・ガーファンクルのコンサートに行ったのと話してくれた同世代の人もいました。










ブータンのもののほかに遊牧民の使用していた絨毯や岩塩袋、帽子などの展示をTribeの榊さんのコレクションでありました。
どれもとても素敵でした。







ブータン渡航歴80回以上の彼女ですが、今回は北インド、アッサムの報告もあり、今ネパールを企画しているとのことでした。
アッサムではインパールも近く、イギリス人が植民地時代にひどいことをしてきたので、日本人に対する印象はいいという
話しを聞きました。この辺は国境があってもないようなそんな感じのところらしいです。
中国に対してはガードが固いらしいけれど。

彼女はブータンで女性が歩きながら糸を紡いでいたり、織が生活の中に自然に入っているところが
好きだと話していました。

いろいろな話が尽きなかった午後でした。



Jan.18  2018  Kouku-koen






コメント (6)
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