Reflections

時のかけらたち

江戸更紗の帯を染める ・・・ dyeing obi by edo sarasa

2018-01-20 23:56:38 | a day in the life
1月19日

金曜日は月1回の江戸更紗の練習の日。
今回は初めての帯で緊張しました。帯の柄の位置についても前の柄がいつもは地に来てしまう
(ウエストのせいで)ので、その分どう調性するかとか考えていました。
工房に行ったら、すでに染める位置が固定されていました。
ひとつのパターンを染める回数が限られているので部分柄になります。
お太鼓も入れて4回とのことだったので柄も何とか前に来てくれるでしょう。
帯地もすごく気に入って選んだのですが、私が選ばなかったら先生が欲しかったと言っていました。
2番目の候補は工房が買い取ったとのことでした。そういういい素材が安価で求められるのも
いいですね。長く習うといいこともたくさんありそうなシステムになっています。





たまたまヨガ教室のクッション(多分インド製の刺繍)の柄にヒントを得て、柄が丸く展開するように
描き直しました。





綿の生地にテストとして染めながら本番に行きます。
型紙は4枚、色は青2色、鼠と茶系で3色使いました。
生地の色がいい色だったので、次回引き染めはしません。代わりにモスグリーンの帯揚げを
染めさせてもらいことにしました。

染料の含み加減が難しくて、染料が切れていないとにじんで一発でおじゃんになります。
とても緊張しました。刷毛は下の方を持って、手に力を入れないで軽く大きく振って
染めて行きました。天地は生地にマスキングテープで紙を貼ってしるしをつけます。
指定の色がほぼ希望通りに出たのでほっとしました。
柄はちょっと雑なところも、やっているうちに目立ってきました。
次回蒸しで仕上げに入ります。


作業が終わって、工房の新年の初売りで生徒は粗品がもらえるので寄ってみました。



夏着物と半幅帯や江戸小紋が破格の値段で新年の福袋として出ていました。
何気に見たむじな菊の江戸小紋が気に入って、帯と帯揚げも合わせて自分でセットアップすることができます。
セレクトできる福袋です。










選んだ帯はあとから今の私の江戸更紗の先生の作品だったことを後から教えてもらって
嬉しかったです。

この初売りは金曜日から明日の日曜まで二葉苑で開催されています。
買うとかでなく、見に来ていただければ嬉しいとお店の人が話していました。


1月20日

カードでなく現金払いだとさらに素敵な半襟がつくというので、今日再び二葉苑まで行きました。
たくさんの人が体験をしていて、企業が入社前の人に研修で来ているとのことでした。
何か活気があって嬉しかったです。こういうモノづくりの現場に来て、体験させているということに
なにか人間らしさを感じました。



同じむじな菊の色違い。




先生の帯を写真に撮って、仕立てに出しました。




優しい色合いとタッチです。手描きと違う手間がかかっている江戸更紗です。
これを引き締めるにはどういう色合いの帯揚げや帯締めにしたらいいのかしら・・
楽しみです。


この後で時間があったので、ゼペットおばさんお薦めの 金・土曜日しか開かない器スタジオtryに行って来ました。
昨日から新年のお店を開始して、多くの人が集まっていました。
私が岩瀬健一の白磁のお酒を飲む器が欠けているので継ぎたいと言ったら、ここにきて
自分でやったらいいと言われて、今度金継ぎを教えてもらうことにしました。
岩瀬さんのこともご存知でした。
しかも江戸更紗の先生もよく御存じで大学の後輩とのことでした。

欲しい器もいくつかありましたが、今回は写真を撮らせてもらって
美味しいカヌレとカフェオレをいただいて帰ってきました。
写真は次回載せますね。

器スタジオも今度の染の小道に参加するので、要らない着物があったら譲って
欲しいとのことでした。


コメント (2)
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