Reflections

時のかけらたち

上野で見る聖林寺の十一面観音像 ・・・ the eleven -headed kannon from Shorinji temple

2021-09-10 23:58:43 | art

十一面観音像の公開の期限(9月12日)が近づいていたので、又ギリギリ近くに見に行きました。
日本の最も美しい仏像の一つとして有名な聖林寺の十一面観音像は11月の曼荼羅公開の時だけ拝観することができるようです。

東博ではいろいろな展示があり、十一面観音像は混んでいなかったのですが、なぜこんな時にそういう企画をするのか疑問ですが、
アイドルとコラボした企画に行列ができていました。

国立博物館と上野を楽しみました。それほど混み合ってはいなかったけれどそこそこ人が出て楽しんでいました。

 

気が付いたら科学博物館の植物展も20日まで。

 

 

 

 

 

聖林寺の十一面観音は横顔が好きです。

十一面観音は、もとは三輪山の神宮寺の一つ「大御輪寺(だいごりんじ)」の仏さまでした。大御輪寺は大神神社の最も古い神宮寺として奈良時代中頃に設けられ、十一面観音はその本尊として祀られてきました。
明治政府の神仏分離令による廃仏毀釈を免れるため、慶応4年(1868)5月16日、大御輪寺と親交の深かった聖林寺に移されたといわれています。

この明治維新の神仏分離・廃仏毀釈は神社や寺に大混乱を巻き起こしました。

ゆっくりと観音像を見てから常設展など見ました。そちらの方は撮影OKのものも多く、いくつか撮ってみました。

漆器が素敵でした。

 

刀の装飾品の金工

 

堀唐津茶碗 銘 巌 (安土桃山~江戸)

 

ヨーロッパに輸出されていた伊万里

 

伊能忠敬作成の日本地図

 

 

 

 

 

娘も今回はスマホしかもっていませんでしたが、面白いアングルだったのでもらいました。

 

 

アイヌ民族の狩猟の道具や衣装が斬新でした。

 

 

 

こちらは琉球のものです。琉球には古き良き日本が残っていますが、アイヌの文化は全く違う
もともとは狩猟民族の文化です。自然と一体になったその文化には何か大切なものがいっぱい詰まって
いるような気がします。アメリカインディアンなどと同じですね。

菊彫貝笛 沖縄本島?

葡萄栗鼠螺鈿箙(矢を入れる道具)沖縄本島

 

小林古径

 

仏像から工芸品、絵画などあらゆるものが取りとめもなく並べられていました。
好きなところだけピックアップして見ます。

 

エネ切れしてきたので博物館内のレストランで食事をしてから庭園を散歩して、
そのあと法隆寺宝物館まで足を伸ばしました。

 

 

 

 

 

 

法隆寺宝物館は奥まったところに立っている比較的新しい建物に移転しています。
何回か行ったことがありますが、人もあまりいなくて好きな場所です。あまり時間が
残っていなかったので急いで向かいました。

 

Sept. 5  2021  Ueno

 

コメント
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