京都二日目のメインは娘が行きたがっていた嵯峨野の奥の愛宕(おたぎ)念仏寺やあだし野念仏寺。私が行きたい場所として
何回も訪れたことのある祇王寺とご朱印がかわいい證安院を加えました。化野あたりは平安時代に風葬が行われた場所で、
何かあまりいい感じはしませんよね。
初日は水の神を祀る貴船、二日目は火の神を祀る愛宕になったことを嵐山から乗ったタクシーの運転手さんから聞いて気が付きました。
京都河原町駅より阪急京都本線に乗り、桂で乗り換えて嵐山へ。嵐山はさすが観光地で日曜日のせいもあり、他の場所と違い
家族連れなど、多くの人が出ていました。
保津川とか桂川とか大堰川など流れる場所により,呼び方が違います。
つい1~2年前かと思っていたら2018年に台風で渡月橋が大被害を受けたのでしたね。
今はちゃんと復活しています。そういえば貴船に行く叡山電鉄は2020年の集中豪雨
で土砂崩れが起き、まだ復活していません。自然災害が多いこの頃です。
昼食をいただいた「よしむら」は旧川村曼舟邸の中にあります。明治の日本画家・川村曼舟画伯が居を設け、北大路魯山人や
横山大観など多くの文人が集い遊んだと言われています。
お店の2階からの眺めです。
photo by S.
タクシーで奥嵯峨野まで一気に上がってから下る計画です。
タクシー乗り場がなかなか見つからなくて、やっと流していたタクシーをつかまえました。
観光地の運転手さんはとても親切で、いろいろなことを教えてくれます。これから行く愛宕は
火を祀る場所で、多くの人が安全祈願で登山するということでした。
愛宕(おたぎ)念仏寺では陽気な石仏が出迎えてくれます。
山登りから戻ってきたハイカーたちがこの石段に座って休憩していましたが
しばらくしてまた歩いて行きました。
奥嵯峨野の念仏寺は想像とは違い、楽しい石仏が並んでいました。暗いイメージを持っていたのですが、
民衆の手による羅漢さんたちは生きる喜びを表しているようでした。
天台宗。稱徳天皇開基。もとは東山の地に奈良時代に建てられた古刹。平安初期に鴨川の洪水で堂宇が流失。
天台の僧「千観内供」が再興し,等覚山愛宕院と号し、比叡山の末寺となる。本堂は鎌倉中期の建立で重文。
大正時代に奥嵯峨の地に移築された。内部の天井は繊細な小組格天井で、さらに本尊の位置を二重おりあげ格天井
にするなど、他では見られない鎌倉様式の美しい曲線を今にとどめている。本尊は「厄除け千手観音」。
地蔵堂には、霊験あらたかな火之要慎のお札で知られるあたご本地仏「火除地蔵菩薩」が祭られている。
境内には参拝者の手によって彫られた、1,200躰の石造の羅漢さんが表情豊かに並び、訪れる人の心を和ませてくれています。
建立:奈良時代 京都観光Naviより
この後、あだし野念仏寺に向かい、道を下って行きました。
July 18 2021 Kyoto