8月終わりのベルカントのレッスンはちょうど叔母の49日が予定されていたので、休むことにしていたのですが、法事参列も
コロナの為にままならず、ベルカントも行くことができませんでした。その頃の東京の毎日の感染者数は6000人近かったと
思います。今日は千人以下になっていて、少しほっとします。10月のコーラス・フェスティバルも開催するのかなと疑問に
思っていましたが、このまま行くと開催できそうです。
先週1週間は毎日夕方に1時間~1時間半くらい動画を見ながら、歌の練習をしました。
カルメンのハバネラとグラナダの2曲です。カルメンはアグネス・ヴァルツァの動画、グラナダは
安藤先生が作った5本に分かれている動画レッスンです。
繰り返し、積み重ねの大切さを実感しました。毎日のルーチン 習慣になると何か励みになります。
月曜日の午後はヨガが入っているので、帰ってから夕方のひととき練習して、あわてて夕食の支度
に取り掛かります。何か生活のリズムができてきて嬉しいです。
これからは体のメンテナンスが一番重要事項となりますね。まだ少し違和感が残る膝を抱えて思います。
先週の土曜日にレッスンがあったのですが、コーラス・フェスティバルでは最後に全員でモーツァルトの
アベ・ヴェルム・コルムスを歌うことになったとのことで一度みんなでさらいました。今度は初めての
ラテン語の歌詞で、ラテン語はヨーロッパ言語のもとになったような感じでいろいろな言語との共通点が
あります。先生がモーツァルトは色彩豊かだけど、それに気付かないくらいシンプルにできていると話され
ていました。この曲は美しい曲と思っていましたが、初めて歌詞も見てみるとすごく悲痛な曲です。
モーツァルトとフリーメイソンや「イエス・キリストは存在したか」などに思いが飛びました。歴史的に
そういう人はいたらしいのですが・・・キリスト教の発生には興味があります。それ以前にユダヤ教があったのですが。
ベルカントのレッスンの後で神保町の方に向かって歩き、岩波のブック・カフェでイタリア語の予習をメンバーで
することにしました。ベルカントの自主練も必要なのですが・・
行く途中で同じベルカントの生徒で駿河台下に住んでいる方と一緒になり、お話を聞くともう80歳を超えていらして
お茶の水のテーラーにお嫁に来て、若い頃は16人分の食事を作っていたとか・・ あとは息子さん夫婦がStyle’s Cakes
というケーキ屋さんを御茶ノ水でやっていてすぐ売り切れちゃうのよ~なんて話していました。以前にもうかがって
いたのですが、今回はしっかり名前を覚えました。ネットで見たら本当においしそう・・・
家に帰ってからも翌日、レッスン当日録音した練習を繰り返して、できないところをクリアにして、進もうかと思いました。
聞いているとレッスンとともに笑い声が多すぎて・・・ なんと楽しい時間なんだろうと改めて思いました。
昨晩はホセ・カレーラスのCDを久しぶりにたくさん聞きました。音楽が私の中を満たしました。体の血管を巡って
体の隅々まで行きわたるような感じです。なんだか空気や水と同じように私は音楽で生きているような気もします。
モーツァルト《アヴェ・ヴェルム・コルプス》ロンネフェルト指揮
Carmen - Habanera
ハバネラはアグネス・ヴァルツァで練習しています。私が初めて見たオペラでホセ・カレーラスとの共演です。
Granada
ネットで他に好きな曲をみつけました。ノルウェイのシンガーSisselを初めて知りました。
ラッセル・ワトソンは私が苦しい時代にホセ・カレーラスと同様よく聞いた歌手です。
Sissel Kyrkjebø & Jose Carreras - Quando Sento che Mi Ami
Sissel and Josh Groban - The prayer
ボッチェリとセリーヌ・ディオンで有名ですが、こちらもいいです。
Sissel & Russell Watson - Bridge Over Troubled Water - 2002
最近、薄暗い中、公園の脇を歩いていたらいい香りが漂っていて金木犀が咲いていたのを
知りました。明るい中見てみると一面、金木犀が咲いていました。道路の反対側は
まだピンクのサルスベリが夏がまだそこにあるようにびっしりと咲いています。
季節が巡って、もう9月なんて信じられません。