菅さんが総裁選に不出馬の衝撃的なニュースが日本中、いや、世界に回って一日経ち、
記者会見とは言えない表明がすぐありましたが、本当に自分の気持ちを伝えるのが
下手な人なんだと思いました。コロナで大切な時期に保身のことしか考えない政治家たち
にはうんざり。頭にあるのは選挙だけ? 前首相が無責任にも病気を理由に放棄して
そのあとの大変な課題をこなしてきた現首相。もっと自民党が一丸になって支えてあげないのか
びっくりするばかり。それぞれ立派なご意見をお持ちなら、どうして今協力しないのかと
思います。強いメッセージが感じられず、検査の拡充や病院の充実などの具体的な対応策も
打ちださず、心配ではありましたが、ワクチン接種は遅ればせながらなんとかなってきて
います。総裁選の前のこの支離滅裂な動き、コロナ対策をしっかりやっていれば結果は
ついてくるよう気がしますが、この国家とは言えないような村の政治のような現状に
日本っていろいろな面で本当に後進国になってしまったのだと残念に思うばかり。
昨日は午前中にヨガで体を伸ばして、股関節中心のポーズで全身すっきりしてきました。膝の具合が
悪いと股関節もおかしくなってきて。レッスンもリモートに切り替えようかとも思っていましたが、
感染者数の動向を見ながら決めて行こうかと思っています。
午後は図書館にDVDを返しながら、新宿文化センターまで歩いてベルカントの安藤先生の舞台を
見に行きました。
ヴェルディのイル・トロヴァトーレの全幕、コンサート形式でといっても、舞台装置が簡略化して
オケが後ろに配置されているだけで普通のオペラと遜色がありませんでした。
久々に華やかなヴェルディのオペラの世界に浸りました。悲しいストーリーなのですが、
音がワクワクしているのです。「ラ・トラヴィアータ」と同じです。
終演後ロビーに出てきた出演者たち‥ 安藤先生に感動を伝えてました。
ほんとうにテノールで高い声なの。同じ曲で若い頃のホセ・カレーラスは時々聴いていました。
帰りは雨がスコールのように降ってきて、傘をさしていてもずぶ濡れ
でしたが、嵐のように駆け巡った感動の余韻があって、全然平気でした。
Barbara Frittoli - Tacea la notte placida...Di tale amore - "Il Trovatore" Scala 2001
Verdi: Il Trovatore / Act 3 - "Di quella pira"
D'amor sull'ali rosee Anna Netrebko
おまけ)
今はイゴール・レヴィットの昨年のザルツブルグ音楽祭でのベートーヴェンのソナタ31番を聴きながら
この静けさから始まり、カラフルでエネルギッシュな音のピアニストに新鮮な驚きを感じました。
先週だったかウィーンのサマーコンサートの映像を見たばかりで、アンコールに「エリーゼのために」を
弾いていて何?と思っていたのだけど・・・・
Igor Levit - from: Piano Sonata no. 31 opus 110 (Live @ Bimhuis - Amsterdam)
Sept. 4 2021 Shinjuku