十一面観音展はほんの少しの展示物だったので、常設展を見たりしましたが、法隆寺宝物館にも
寄って見ることにしました。国立博物館の奥にある静かな場所で、以前安田謙一郎の無伴奏チェロソナタの
演奏を聴きに行ったことがありました。木々の中にある素敵な建物の幻想的な1階ロビーで、ガラス越しに夜の闇が
広がり、素敵なコンサートでした。
設計者はMoMAニューヨーク近代美術館を手がけた谷口吉生。1999年開館
谷口は法隆寺宝物館の設計に際し、「崇高な収蔵物に対する畏敬の念と、周辺の自然を十分に尊重する方針によって、
今の東京には貴重な存在となってしまった静寂や、秩序や、品格のある環境を、この場所に実現することをめざした。」
と述べています。 東京国立博物館 1089ブログより
東京国立博物館の法隆寺宝物館には「法隆寺献納宝物」300件余りが収蔵されている。なぜ多くの宝物が上野にあるのか?
その理由は、明治維新の廃仏毀釈のおり、法隆寺が皇室への献納という形で宝物を守る英断を下したため。
飛鳥の色がこんなに残っています。
異国の空気が広がっています。
これも十一面観音
上野公園の池は半分の大きさになってしまいましたが、噴水は気持ちがいいです。
Sept. 5 2021 Ueno