ジェームス・ディーン
中学生のころ、ジェームス・ディーンが大好きで、写真を定期券入れに入れていました。
ちょうどこの写真です。↓
「エデンの東」もそのころすでにリバイバルで彼はもうこの世にいませんでした。日比谷のみゆき座に見に行って、
地味な映画だったという印象でしたが、ほとんどのシーンを覚えていました。
今回録画していたこの映画を何と60年ぶり近くに見ました。このパンデミックの夏、録画した古い映画を何本か
見ました。全米映画ナンバーワンの「市民ケーン」や今まで見たことのなかったゲーリー・クーパーの西部劇まで。
また今まで見て感動した映画フェリーニの「道」や「アラビアのロレンス」、そしてこの「エデンの東」。
スタインベックの原作の聖書を題材にしたこの親子の愛情の映画は録画してここ数日で何回か見たのですが、見るたびに泣けました。
愛することとは、善悪とはと考えさせられる映画でした。父親役のレイモンド・マッセーも母親役の女優さんは助演女優賞を
取ったようですが、素晴らしかったです。このキャストもピッタリでした。
信頼すること、その人の悪い部分も含めて愛すること、頼ることも愛することだったと気づきました。
前回見たのが中学生の時だったので、ジェームス・ディーンの役者としての素晴らしさに今回初めて気が付きました。
すてきなかわいい人としか思っていなかったので、彼の心がむき出しになった演技には凄いとしか言いようがありません。
すごく自然な演技で、24歳で亡くなってしまったけれどこれ以上の人は知りません。
East of Eden - James Dean & Julie Harris - Trailer with Theme
- エデンの東 1955年作品
- 監督 エリア・カザン
- 製作 エリア・カザン
- 原作 ジョン・スタインベック
- 脚本 ポール・オズボーン
- 撮影 デッド・マッコード
- 音楽 レナード・ローゼンマン
キャスト:
キャル・トラスク ジェームズ・ディーン
エイブラ ジュリー・ハリス
アダム・トラスク レイモンド・マッセイ
ケート ジョー・バン・フリート
Rare Deleted Scene with James Dean (East of Eden)
米インディアナ州マリオン出身。9歳で母を亡くし、親戚の農場で育つ。小学校卒業後に俳優の夢を叶えるためニューヨークに移り、
アンドレ・ジッドの小説を原作にした舞台「インモラリスト」のアラブ人少年役で高い評価を獲得。ブレイク以前には「折れた銃剣」
「僕の彼女はどこ?」(ともに51)や「底抜け艦隊」(52)などの映画に端役で出演していた。ブロードウェイの舞台出演中に
エリア・カザン監督に見いだされ、青春映画「エデンの東」(55)の主演でアカデミー男優賞の候補となる。同年、ニコラス・レイ監督
による青春映画の金字塔「理由なき反抗」でもその才能を見せつけ、瞬く間に爆発的な人気を得た。ジョージ・スティーブンス監督作
「ジャイアンツ」(56)のクランクアップ1週間後の1955年9月30日、不慮の自動車事故に遭い、たった3作の主演作を残し24歳の若さで
夭逝。青春の象徴として、時代を越えて愛される伝説的俳優となった。
"James Dean and Me"というドキュメンタリーがネット上にあり、見ましたが、面白かったです。アクターズ・スタジオで演技の
勉強をしっかりした人でした。
James Dean "Ride"