碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

3D写真集で、自宅アバター体験(?)

2010年02月15日 | 本・新聞・雑誌・活字

“3D好き”としては、できれば家でも楽しみたい。

そこで、3D写真集の新刊2冊を入手した。

『手のり仔犬』と『手のり子猫』だ。(ともに玄光社・刊)

どんな動物も、チビちゃんの頃はとにかく可愛い。

この写真集も可愛い仔犬と子猫のオンパレードだ。

ページをめくるたび、思わず笑顔になってしまう。

しかも、3D!

基本的には、並んだ2枚の写真を、付録の3Dメガネで眺める。

でも、私は3Dメガネなしでも、3D体験が出来てしまうのだ。

ちょこっと視点をずらすだけで、しっかり立体的に見える。昔からこれが得意で(笑)。

写真の印刷技術が高いので、立体感も一層リアルだ。

机の前に、これを広げて、“自宅アバター体験”(?)を楽しんでいる。

寝る前に、読んではいけません

2010年02月15日 | 本・新聞・雑誌・活字

仕事が終わり、「寝る前にちょっとだけ」と思って開いたのが、謀図かずおさんの『ハナ狐』。

なんと昭和30年代に描かれた民話風ホラー(ってのもオーバーか)漫画で、つい最近復刊されたのだ。

この頃の謀図さん、絵が可愛らしい(笑)。

後の“へび少女”系のものとは別人のようだ。

しかし、その可愛い絵とは裏腹に、というか可愛いだけに、じわりとくる怖さがある。

そもそも民話には怖い話が結構あるし、謀図さんの“原点”を垣間見たようで、興味深かった。

それはいいとして、ちょっと困った。

いざ眠ろうとして目を閉じると、山奥の夜道を、一人で歩いていく少女の姿が浮かんできて(笑)、どうにも眠れなくなってしまったのだ。

謀図さんの“画力”、恐るべし。