卒業式まで、あと1カ月余り。
とはいえ、現在も就職活動中の学生がいる。
実際、この時期でも、企業から3月卒業予定者の採用情報が入ってくるのだ。
今週の『アエラ』には、「大学生13万人が就職できない! 学部間の「内定率格差」」という記事が出ている。
リードに曰く「入ったらヤバイと称される企業に入るべきか、就職浪人か――」。
記事では「学部別就職率ランキング」を掲載しているが、学部系統でいうと、ポイントが高いのが「看護」「生命」「水産・海洋」といったあたりだ。
逆に低いのは「文・人文」「教育」など。
しかし、記事の中で立教大・小島貴子准教授が語っているように、企業がどこまで“学部”を判断材料にしているのか、はっきりとは分からない。
もちろん工学部など理系の特定学部卒でないといけない職種などは別だが、全体としては、学部はそれほど問題ではないと思う。
それより、やはり“本人”だろう。
一体どんな“人物”なのか、だ。
学部は、その人を形成する要素の一つにすぎない。
その上で、各企業とのマッチングになる。
4年生には、「3月31日までは、決して諦めないこと」と言いたい。