碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

『サブラ』と、安吾に、合掌

2010年02月17日 | 本・新聞・雑誌・活字

雑誌の廃刊・休刊が、こんなに多くなって、“雑誌好き”としては辛い時代だ。

小学館の『サブラ』も、この3月号が“最終号”。

探し回って、ようやく入手した。

付録の「全表紙完全コレクション」が凄い。

2000年から2010年まで、10年分の表紙が並ぶ。

創刊号の表紙は、奥菜恵だったんだなあ。確かに10年ひと昔だ(笑)。

この『サブラ』、アイドルの写真がキレイだったと思う。

かつて、同じ小学館が出していた『GORO』の写真も美しかったけど、こういう雑誌が消えるのは寂しいねえ。

でも、よくぞ10年、がんばった、という感じだ。

おつかれさまでした。

合掌。


そういえば、今日、2月17日は、坂口安吾の命日だ。

「安吾忌」です。

安吾が亡くなったのは、1955(昭和30)年のこと。

55年前になる。

最初に安吾を読んだのは高校生の頃だけど、今も時々読んでます。

「堕落論」の文庫本、版元や古さが違うものが、5冊もある(笑)。

「風と光と二十の私と」や「二十七歳」もいい。

やはり、安吾は永遠なり、です。

合掌。