河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

動物園の鳥

2006-12-24 18:13:45 | 読書(小説)
坂木司。東京創元社。
引きこもり探偵3部作の最終巻。
青空の卵、仔羊の巣ときて、とうとう青空に飛び立つか。
大まかな筋はいいとして、
登場人物が、魂削るような部分まで語り尽くすところが
現実的でなくて、なじめない。
不自然だよ、語りすぎだよ。
実際、語らなくてはわからないのだけれど・・・
現実、日本人は語らないわけじゃん。
皆がこれだけ語り尽くせば、分かり合えるってこと!?
いじめ、という問題が結構クローズアップされていて、
現実のいじめ問題に一番近いのではと思った。
偉いさんが、お義理でクサイ台詞を、いじめませんから、安心してとか
言ってるのもけっこう白々しいよなあと思う今日この頃。
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ツバメ号とアマゾン号

2006-12-24 18:06:34 | 読書(小説)
アーサー・ラッカム。岩波書店。
1930年の本だって。
イギリスの、湖がある地域に、夏休みにやってきたらしいウォーカー兄妹。
ジョンとスーザン、ティティ、ロジャ。
お父さんの小さな帆船ツバメ号を借りて、湖の中にある小島でキャンプする。
そこに、ライバルの海賊船アマゾン号が・・・ってブランケット姉妹なんだけど。
姉妹のおじさんを、仮想の敵に見立てて、子どもの遊びと現実が入り交じる。
船乗りごっこにつきあうおかあさん、いい人だ。ジムおじさんも。
この本は、ほんとうの大人が、子どものために書いた本。
今の大人は子どもだから、子どもと一緒になっておもしろがるので、
大人も子どももおもしろがる本が多いけど、この本は、子ども向けですから。
私たち大人が、この本に出てくる大人のように、子どもを暖かく、余裕を持って、
迎え入れることができれば、今のような世の中にはならないのに。
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もやしもん4

2006-12-24 00:05:50 | 読書(マンガ)
ストーリー全くないなあ。
菌ばっかりいっぱい出てきて手抜きか?と思ったり、
ぴたっと出てこなかったりすると、人ばっかりでどうもなーと
思ってしまったりもする。きっつい顔の人間も見慣れた。
1話完結くらいだったらいいのに、ちょっと冗長だよなー。
この漫画の功績は、
・・・世の中、いたるところに、菌だらけ。
ということを啓発したところかな。
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