河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

リンドキストの箱舟

2008-02-03 21:07:47 | 読書(小説)
アン・ハラム、文藝春秋。
イギリスの児童書。SF。
原題は「シベリア」。
地球が寒冷化している未来。
以前は、囚人はシベリアに送ったが、
今は地球全部がシベリアになった、という言い回しが出てきた。
主人公の少女スロー(ロジータ)は、4歳の時、
母と一緒に収容所へ送られてきた。
政治犯の父母。父は連行された。
母は、幼いロジータに、「リンドキストの子どもたち」という
秘密の動物の世話の仕方を教える。
野生動物が絶滅し、そのDNAを保持するための生き物という。
母も失った少女は、北へ行き、それから西へ行って、都市を目指す。
その道のりを、リンドキストが、様々な動物に進化して、助ける。
どーにもハッピーエンドですが。
先が読めずに読み進めたけど、結局よく分からない部分も。
思ったより、動物が詳しく出てくるわけでもなかった。
またしても挿画は丹地陽子、画風が違う?妙に色気が。
コメント
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