河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

紀州犬 生き残った名犬の血

2009-09-18 23:44:44 | 読書(その他)
甲斐崎圭、光文社新書。
ノンフィクション。
大学生の頃に世話になった羅臼の中川さんの飼い犬が主人公。
紀州犬、といっても、中川さんの犬・熊五郎の物語。
本筋の紀州犬とは外れた傍流になる。
当時、三重県出身ならいい紀州犬手にはいらんかと聞かれたっけなあ。
すごい超人もとい超犬ぶりが、ちょっときざな文章で描かれる。
雰囲気重視の文体なので、たまに文法が変。
すごさを強調するあまり、次から次へと熊が殺されるあたりはちょっと辟易する。
実際は、いろいろ事情もあっての選択だと思うけど、そのあたりが薄い。
熊五郎、かっこいいけどね。
こういう犬と人の関係でありたいなー。
コメント
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