河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ケルトとローマの息子

2010-07-29 07:17:20 | 読書(小説)
ローズマリー・サトクリフ、ほるぷ出版。
座礁したローマの船から流れ着いた残骸のなかで
父と母にきつく抱かれて生き延びた赤ん坊。
ケルトの一族に拾われ、戦士として育てられるが、
9歳の時一度は戦士として認められたものの、
ベリックの人生は、二転三転しても悪い方へばかり
転がっていくことになる。
ケルトの氏族を追放され、ローマへ行こうとして、
奴隷に売られ、主人の息子に嫌われいじめられ、
とうとうガレー船のこぎ手となってしまう。
最後にやってくるのも、すごい幸せかというと、
ほどよいという程度で、実の父母のことが分かるでもなく、
そういうあたりは、もっともらしくていいと思う。
コメント
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