河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

サラエボの花

2008-01-12 21:51:58 | 映画
オーストリアと、ボスニア・ヘルツェゴビナの合作だった・・・はず。
ボスニア人の母子の物語。
私の映画の好みは、マニアックだが、
どうも、知らない国の、日常が描写されていて、
色的に落ち着いたのが好みらしい。
だから、ハリウッドはあんまりみないのな。
色はもう主観ですから、説明しようがないけど。
で、どこかであらすじを見たんだろうが・・・
覚えてなくて、おおう、と、ちょっと衝撃。
でも、その1テーマだけの作品ではある。
エスマとサラ。
父は殉死したと聞かされていたサラ。だが。
エスマが、男を嫌悪してたり、
ふざけたサラにのしかかられてパニックになったり、
所々に伏線がある。
実は、レイプされて出来た子で・・・という。
ちょうど読んでいた「ヴォイス」も、主人公メマーが
同様の生まれだったが、時代や背景からか、あっさりしていた。
差別されるどころか、後継者として認められていたし。
それはまあ、お話の世界。現実は。
母子は絶望するが、たぶん、回復していく。そんなラスト。
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