深緑野分、ちくま文庫。
かなり面白かった。
戦中戦後のベルリンが舞台。
描写は細かくて、リアル。
戦争に負けて米ソ英仏の統治下のベルリン。
主人公の少女アウグステ17歳は、
アメリカ軍の兵員食堂のウェイトレスとして働いている。
ある日、戦中に匿ってくれていた男の訃報を聞く。
殺人の疑いを向けられたアウグステは、
色々あって、陽気な泥棒の男と、死んだ男の甥へその死を伝えに
旅立つことになる。
ロードムービーだし、ミステリーでもある。
始まり方が、これから過去の物語が始まるのかと思いきや、
アウグステの濃い二日間と、過去の物語が幕間として語られ、
ええ?というクライマックスを経て、
ああ、良かった〜というところへ落ち着くところが秀逸。
もう一回最初のあたりを読み直した。
いろんなメッセージが、嫌味なくさらりと描かれていて、
ほんとにいい作品だったよ。
かなり面白かった。
戦中戦後のベルリンが舞台。
描写は細かくて、リアル。
戦争に負けて米ソ英仏の統治下のベルリン。
主人公の少女アウグステ17歳は、
アメリカ軍の兵員食堂のウェイトレスとして働いている。
ある日、戦中に匿ってくれていた男の訃報を聞く。
殺人の疑いを向けられたアウグステは、
色々あって、陽気な泥棒の男と、死んだ男の甥へその死を伝えに
旅立つことになる。
ロードムービーだし、ミステリーでもある。
始まり方が、これから過去の物語が始まるのかと思いきや、
アウグステの濃い二日間と、過去の物語が幕間として語られ、
ええ?というクライマックスを経て、
ああ、良かった〜というところへ落ち着くところが秀逸。
もう一回最初のあたりを読み直した。
いろんなメッセージが、嫌味なくさらりと描かれていて、
ほんとにいい作品だったよ。
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