河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

ゴーストアビー

2009-08-07 21:11:52 | 読書(小説)
ウェストール、あかね書房。
作者亡くなったから、もう新しいのは読めないかな、と
思っていたら、まだまだ。次は「水深五尋」だ。
結構たくさん著作はあるみたい。どれだけ翻訳が出るか。
アビー=修道院。
ママが死んでしまって、建築士の父と双子の弟たちと暮らすマギー。
父に、旧修道院に住み込んでの修繕依頼が舞い込んで、
新しい生活が始まる。
しかし、この建物には、何かが住み着いている様子・・・
目に見える幽霊は出てこない。
でも、というか、だから、リアル。
この程度なら、ホントにありそうな幽霊話。
子ども目線だけど、大人はリアルに描かれている。
ダメダメな大人たち、そして、子どもに理解できない、
父と修道院の持ち主ミズ・マクファーレンとの恋。
やっぱウェストール面白いなあ。
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ロック・ラモーラの優雅なたくらみ

2009-08-04 21:59:34 | 読書(小説)
スコット・リンチ、早川書房。
2007年だが・・・あとがきにあるように映画化したんか?
原題は、ロック・ラモーラの嘘の数々、といったところか。
あんまり、優雅じゃないぞ。最後は血みどろだ。
でも、心意気は、優雅というか、余裕があるというか。
次から次へと嘘を重ね、どうなるんだろう、
余裕で切り抜けるのか、と思いきや、
あの人もこの人も死んじゃったり、展開は、全く予測不可能。
おきれいなお話ではないけど、なんとも面白い。

ベネチアのような、運河の町、カモール。
みなしごのロック、ジャン、カーロとガルド、バグの悪党紳士団は
貴族だけを相手に盗みを繰り返す小悪党。
新しい仕事にかかったあたりで、灰色王の魔手が近づく。

ゲーム世代らしく、キャラも立っている。
サベーサってどんな子なんだ~。気になる。
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海獣の子供4

2009-08-01 16:41:54 | 読書(マンガ)
分厚い。
5巻で完結だそうですよ。
2人の少年、空と海の秘密にせまる6年前のアングラード。
クジラに食べられちゃった琉花は、海底をさまよう。
海は、母なり、っていうのを、絵にしたようなお話。
どんなふうに物語をまとめるのか、楽しみだ。
1巻のおばあちゃんの昔語りにちゃんと収まるんかな。
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