遊びをせんとや

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顔見世雑感 その①

2019-01-14 16:07:32 | 歌舞伎
11月、いよいよ、南座再開。

久しぶりにマネキが上がる。

かれこれ40年以上前から京都のこのマネキがあがったら感慨深く見に行っていたもんだ。

子育ての時こそブランクがあるが、40年以上、歌舞伎を観続けていたら、なんだか感無量。

先代辰之助に始まって、勘三郎、坂東三津五郎 色々な役者さんが若くして亡くなって本当に惜しいと思った時もあるけれど
今、この時代、又、歌舞伎役者の層が厚くなって、観ていて面白い時代になってきたと思う。

今回は東の歌舞伎座開場に続いて南座の新装開場。

西の入り口の阿国歌舞伎発祥の地の石塔



正面



    


正面玄関を入ってのレトロな感じのロビー。照明と白い壁や天井が美しい。



内部の煌びやかさは変わらずでよりくっきりした感じ。



高麗屋三代の襲名披露のお祝い幕



ロビーに飾ってあった下絵。



南座顔見世ならではの贔屓筋からの竹馬



何もかもあまり変わっていない。きれいに磨き上げられて帰ってきた。
座席の前との隙間が少し広くなって見やすくなったような気がする。

今回は張り込んで、1等席。前から5番目。
西のブロックだからより見やすい。

今回の昼の部のメインは高麗屋親子の連獅子もさることながら、仁左衛門だった。
仁左衛門の芝居をこれから目に焼き付けておこうと奮発した。

連獅子は子獅子はまだまだ、なんせ、まだ13歳中2だもんね。これからだね。

仁左衛門の亀屋忠兵衛

本当にあかんたれなんだけど、仁左衛門はそんなあかんたれのキャラクターを何とも魅力的に仕上げて観る者を納得させる。
上方のつっころばしの神髄。

でも私、ここで忠兵衛が封印を切っている間、居眠りをしてしまった。
気が付いたら小判がザラザラ畳に落ちていた。

あかん、やっぱり顔見世は十分休養してから観にこなくちゃ。
決して、仁左衛門の演技が退屈というわけではない。

この上方つっころばし、幸四郎も好きみたいだけど、雁治郎と仁左衛門が今のところダントツで上手い。

昼の部最後は鈴ヶ森

これも本当に大した芝居ではないけれど、名セリフが聞かせどころ。
でも白鴎さん、プロンプついてました。

夜の部と12月も昼の部を観たんだけれど、愛之助が頑張ってた。

夜の部も楽しみ。