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秋の上越 酒田、鶴岡、村上の旅 その③

2024-11-13 08:49:34 | 旅行
今回の旅、足を踏み入れたことがない新潟に行こうということになり、私は本当は南のここに行きたかった。
清津峡谷トンネル

清津峡/Tunnel of Light

「清津峡/Tunnel of Light」の情報は「にいがた観光ナビ」で。黒部峡谷・大杉谷とともに日本三大峡谷の一つとして知られる「清津峡」は、川を挟んで切り立つ巨大な岩壁は全...

にいがた観光ナビ

 

峡谷のトンネルが芸術作品になっていて、越後妻有大地の芸術祭が開催されている。
そうなると山形まで足は延ばせない。
息子が「是非、酒田に行きたい。」と言うので北部の村上に行くことした。
村上市は安西水丸の「小さな城下町」で村上春樹が毎年トライアスロンで参加していていて、いい街だと紹介していたから。

ということで、旅程が決まった。直前に「鶴岡にも行きたい」といいだし、鶴岡で何時間か時間を取る事にした。
田舎の電車は乗り遅れると大変なことになる。
本当は飛行機でひとっ飛びで時間短縮になるのだが、風景を車窓から見ることが旅の一部だと思う。
そこから「日本って本当に南北長いな。」とか「ちょっと走ると高層のビルがない。」いつも都会に住んでいるので色々感じることがある。

ということで、お昼前の普通電車で次の目的地鶴岡に行く。酒田でまず、ワンタンメンを食べなさい勧めれらたけれどかなわなかったので鶴岡でのお昼ご飯はラーメン。鶴岡の致道博物館に行くバスに乗るのに35分くらいしかない。
幸いネットで見つけた駅近の美味しいラーメン屋さん「たま屋」は5分も待てば座れた。店内はゆったりしたテーブル配置。

シンプル中華そば。これで細麺。あっさりした醤油味だった。700円。
駅に戻り巡回バスに乗り致道博物館へ。

酒田と鶴岡、庄内藩の江戸時代の藩主は酒井家。
「どうする家康」で大森南明が演じた酒井忠次の三代目忠勝。
酒井家は天保の大飢饉の時に貯蔵していたお米をお救い米として供出して一人の餓死者も出さずその7年後の転封の際に領民が反対して阻止したという事件があった。これは藤沢周平の「義民が駆ける」に書かれているので是非読んでみたいと最近再文庫化されたので予約を入れる。

致道博物館は江戸時代~明治時代の建物、資料、美術品を集めた明治村のような場所。

旧西田川郡役所

旧鶴岡警察署庁舎


旧渋谷家住宅(多層民家)この中が凄かった。だいたいの建物は一旦、解体して修復しながら再建してある。

青い紬はこんな茅葺の室内によく似合う。


民具の蔵


庭に花梨の木があり、実が大きく落ちたら危ないの札あり。


美術展覧会場に展示してあった「三浦宏の粋」展の檜細工のミニチュアが辻村寿三郎の花魁の人形と共に吉原を再現していた。

  


写真展示なので見にくくてすみません。このあたり私のスマホの充電が切れているのでまともな写真がない。


赤門

本来の致道館、9代目酒井忠徳公が建てた藩校。

 

とういわけで村上行の特急発車まで3時間きっかりしかないので足早で観て行く。
もうはっきり言って歴史合宿になってる。帰りの足はタクシーを予約しておいた。
市役所の前から予約したタクシーに乗る。女性の運転手さんだった。
駅までで920円。バス代3人で900円。変わらない。
荷物をロッカーから出す段になって息子が鍵を持ってると思ったらないという。結局旦那が持っていた。ハラハラした。

無事、いなほに乗る。

一路村上へ。窓の外は曇天。今にも雨が降り出しそうだったが、新潟に入ったら晴れてきた。


リスキーなのは村上駅前にホテルの送迎シャトルバスを待ってもらっている。本来、16時発だが、いのほが村上駅に着くのは16時1分。メールで頼んでいたら快く受け入れてくれた。ダッシュで駅を出る。










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