この時期、
つい、手っ取り早い鍋料理に走ります。
地元商店街にある
若い女性二人の洒落た八百屋さんで
千葉・南房総「わたなべ農園」さんの
立派な春菊を見かけたので
毎晩食べても飽きないほど
美味しいことから名付けられたという
『常夜鍋』に決定。
そんな日の夕食です。
マグロ納豆
1㎝角ほどに切ったマグロは、
醤油と少しの味醂を絡ませておき、
ひきわり納豆には醤油と練り辛子を
混ぜ合わせておきました。
これらを合わせて器に盛り
ちぎった焼き海苔を天盛りに。
里芋と牛肉のうま煮
少量の濃い煮汁で牛肉をサッと湯がき、
(牛肉は一旦取り出す)
更にだし汁と調味料を足した中で
下茹でした里芋を
やわらかくなるまで煮ます。
最後に牛肉を戻して一煮立ちさせたら
出来上がり。
晒した針生姜がてんこ盛り。
けれど、牛肉がちょっと脂っぽいので
合わせてちょうどの美味しさです。
メインの鍋ですが
用意した野菜はこれら。
菊菜・万能葱と
我が家の庭で採取した根三つ葉
ちなみに…
菊菜と春菊は同じものですが
私はこれまで、関西では菊菜と呼ばれ
関東では春菊だと思ってきました。
ところが…、先日、
会席料理店の大将から
「春は春菊で秋は菊菜」だと伺いました。
ってことは…
春はぼた餅(牡丹)で秋はおはぎ(萩)と
同じことなのか…と、納得しましたが
ほんとうのところはどうなんでしょう?
そのときに春菊の花言葉は
「とっておき」だとも伺いました。
これには、
いささかならず驚きました。
常 夜 鍋
昆布でとった出し汁の中に
葉物野菜としゃぶしゃぶ用豚肉を入れ
サッと湯がいて器に取り出します。
豚肉で野菜を包み
たっぷりの大根おろしとポン酢
更には一味唐辛子も振りかけて…
あー、おいしい。
常夜鍋と言えば
ほうれん草が一般的なれど…
春菊などの葉物野菜も良いです。