kenharuの日記

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豚のトロトロ角煮

2012-11-10 | 食べ物
半ば冷凍状態の角煮。軽くチンすればトロトロに美味しくなる。


カミさんが「角煮の在庫が切れたよ」と言うので、豚バラのブロックを1キログラム買ってきた。
角煮づくりは、ボクの担当である。

豚の角煮は使い勝手の良い食材として、わが家の冷凍庫の常備品になっている。
そのまま食べても旨いし、サラダに混ぜたり、サンドイッチやラーメンに使ったり、煮物や汁物に混ぜれば良いダシも出る。

今日は他にブログネタが無いので、kenharu流レシピの紹介。
このレシピを完成させてからは、いつも同じ品質の角煮が出来るようになった。

①圧力鍋の底に、スキマ無く、1段だけブロック肉を並べる。
常圧でひと煮立ちさせたら、湯を捨てて、肉をきれいにする。
わが家の圧力鍋の場合は、肉1kgがちょうど良い量である。

②生姜を加えて、25分間加圧する。

ここでいきなり脱線。
最初にフライパンで焼いて焦げ目をつければ、肉の旨みが逃げ出さないと解説するレシピが多い。これに疑いを持ち、同じ肉を二つに切って、一方は焼いてから、他方は焼かないで、両方を一緒に煮込んでみたことがある。
表面を焼いてあっても、煮込むにつれて、肉はホロホロに崩れるから、「旨みが逃げない」説は大うそであることが一目瞭然。出来上がった角煮にも差が出なかった。

さて、レシピに戻る。
25分間シュポシュポさせたら、圧力が下がるまで放置。
圧力が下がったら、フニャフニャになった肉を壊さないように、落し蓋などで優しく押さえながら、ゆで汁を捨てる。
何度か湯を取り替えて、溶け出した脂を全部洗い流す。

ゆで汁には大量の脂が溶け出しているので、そのまま下水に流してはいけない。
排水管のコレステロールになるからだ。
別の鍋に煮汁を移して置けば、翌日には白く固まるので、ゴミとして出せる。

ここでまた脱線。
ボクは、固まった脂を、庭の野鳥たちのご馳走にしている。メジロ、シジュウカラ、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ・・・どんな野鳥でも大喜びで食べる。

③ダシ汁を加えて、3~4分間シュポシュポ加圧したら、すぐに鍋を水で冷却して圧力を下げる。

ダシ汁の内容は、
・昆布ダシ100cc
・酒200cc
・ミリン大さじ2
・醤油大さじ6
・砂糖大さじ2(ボクは甘いのが嫌い)
・細かく刻んだネギ(青いところでじゅうぶん)
・だし汁から肉が頭を出すようなら、ヒタヒタになるまで水を加える。

豚バラの肉質部分は、塩分を含む汁で煮立てると硬くなるので、短時間で圧力(温度)を下げてやる。
圧力が下がったら、一晩放置して、じっくり味を滲みこませる。

表面に浮いた脂が、翌朝には白く固まるので、丁寧に取り除く。健康のためだ。

ここで、またまた脱線。
角煮を、ダシ汁で延々と、24時間煮込んだらどうなるか?
これを実験した青年がいる。
煮汁が蒸発して不足してくると、水を継ぎ足しながら、24時間の見張り番。
最後には、肉質部分がコチコチに硬くなって、とても食べられなくなったそうだ。
尊敬すべき実証主義者である。

④冷めたブロック肉を取り出して、冷凍室に入れ、包丁で切れる程度に凍らせる。

⑤ダシ汁を煮詰めて、半分ぐらいの量にする。


⑥半冷凍の肉を、お好みの厚さに切って、浅いタッパーに将棋倒し状に並べて、煮詰めたダシ汁をかけて、冷蔵庫でなじませる。
その後冷凍保存する場合は、お好み量が取り出せるような工夫が必要。

黒っぽいのは、ペースト状になったネギ。

以上でレシピはオシマイ。
保存した角煮は、レンジで軽くチンしてやれば、トロトロ状態に戻る。
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日本列島シール

2012-11-09 | 快適化
今日は、カッテイングシートで、日本列島シールをこしらえた。

まず、A4紙に白地図をプリントして、カッティングシートに貼り付ける。
シートは青色にした。


貼り付けには事務用のスプレー糊が良いと聞いたので、ダイソーでゲット。
右隅のが100円の糊。初めて使うので使い勝手は分からない。

北海道から切り始める。

北方領土を忘れてはいけない。

ボクは性格的に、丁寧な仕事が出来ない。
丁寧さが数分しか持続しないのは、生まれつきの病気ではないかと思うほどだ。
雑念を払い、集中して切り始めたが、北海道の半分を切ったあたりから、目に見えて雑になりはじめた。
技術不足ではなく、たちまちヤル気が失せるのだ。
九州までもつかな。
横で見物するカミさんが「その仕事向かないよ。代ろうか」と笑う。
彼女は、細かい仕事には自信を持っている。

印刷した紙と、その下の青シートを切って、一番下の台紙は切らないようにする。
何度か切り込み過ぎたが、その都度、裏側をセロテープで補修。
簡単な作業だが、小さな島を切るのだけは難しい。
利尻島は何度も剥がれて、粘着力が落ちてしまった。

切り込みが終わると、不要な部分を剥がし取る。
小島が一緒に剥がれないように、ピンセットで押さえながら、慎重に剥がす。剥がしかけたシートの粘着面に、小島がくっついたらアウトである。
カミさんが過保護ママみたいに、しきりと口と手を出すが、それを無視したり拒否しながら、なんとか独力で剥がし終えた。

残った日本列島に、粘着力の弱い養生テープを被せて押し付ける。

(カッテイングシートの基本的な作業手順は11月2日のブログを参照)

養生テープを剥がせば、日本列島がくっついてくるので、それをキャンピングカーの車体に貼り付ける。
そして、養生テープを剥がせば、日本列島が車体にくっついて残る。

心配していた利尻島は、やはり剥がれ落ちて、無くなった。
北方領土や他の小島は無事だった。
竹島や尖閣諸島は最初から無い。

この後が厄介だった。
スプレー糊が効き過ぎて、白地図の紙が、シートからきれいに剥がれない。
ピンセットを使って、丹念に、ほじくるように剥がし取った。
最後に、スプレー糊のベタつきを、アルコールで拭き取って、ようやく完成。


もう一度やれば、もっと上手に出来るだろうが、素人のDIYは、たいていが一発勝負である。
だから、まあこんなものだろう。
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真空包装されたサケ

2012-11-08 | 食べ物
北海道の友人から、オホーツクのサケを頂戴した。
「釣ったのを送るよ」と言っていたから、一本丸ごとが届くのかと身構えていたら、こんなにシャレたのが到着した。


左から順に、ガーリック味のステーキ用、マイナス40度にしたというルイベ用、醤油味と塩味のトバ、サケ子の筋子。
筋子は「漁師秘伝の味」だという。
どれもが真空包装されていて、パックした日付がマジックペンで書いてある。

みんな、とても美味しそうだ。
サケのルイベを食べるのは何十年ぶりだろうか。
今夜は、ルイベと筋子を頂戴しよう。

真空包装機は、釣ったサケマスの保存に便利なので、ボクも欲しいと思っていた。
友人が使っている機種を尋ねると、この「真空パックん」。


早速、同じのをネットで発注。
これからは冷燻の作れる季節になるから、その保存にも使いたい。
湿気を嫌う、カメラレンズの保管にも使えそうだ。
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生垣の刈り込み

2012-11-07 | その他
今日は、北海道から帰宅して以来「やらなくちゃ、やらなくちゃ」と思い続けていた、生垣の刈り込み作業をした。

アカメとカイヅカイブキの生垣がある。
大変なのは、このカイヅカイブキだ。

3時間かけて刈り込みを終えて、すっかりくたびれた。

カイヅカイブキは、全部の葉を落とした枝は新芽を出せずに死んでしまうから、強剪定が出来ない。
いったん枝を広げさせてしまうと、元のサイズに戻せなくなるので、剪定をサボるわけには行かないのである。

樹木は毎年伸びるが、ボクの気力体力は年々落ちる。
「そろそろ嫌になってきた」と弱音を吐いたら、カミさんが「市役所に頼めば、シルバーさんがやってくれるよ」と言う。
「シルバーがシルバーに頼んでどうする」
まだ頑張らなくちゃ。
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旅日記の保存

2012-11-06 | その他
昨日のブログに「60歳過ぎたら、日記は楽しく」と書いた。
そんな考えで、毎日少しずつだが、楽しかった旅日記の保存作業をしている。
100日を超える北海道旅行のブログを、一日ずつコピーして、写真サイズを変更し、ホームページに格納していくという、手間ひまのかかる仕事である。

ブログは、容量オーバーすれば、古い日記を削除しなければならないし、運営者の都合で消失する可能性もある。
プリントアウトして、紙で保管するのが一番確実なのだが、7年分の日記はページ数が多すぎる。

ホームページに保存するということは、ネット上にオープンしてしまうことなので、人に知られたくない話は書けないという制約はある。
しかし、ホームページ゛はどこからでもネット接続出来るし、見たい日記を探すのに、検索エンジンが使えるというのが、便利この上ないのだ。

小樽でマイワシを釣ったのがいつだったかを調べたければ、(小樽港・マイワシ・kenharu)で検索すれば、簡単に見つけられる。何年前だったかを忘れていても、一発で見つかる。
もちろん、日付からの検索も出来る。
自分の日記なのに、紙のページをめくるよりも遥かに素早く、ネットから目的のページにアクセス出来るという現実は、不思議な気がしてならない。
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日記は楽しく

2012-11-05 | その他
今日は、横浜の「インターFM」というラジオ放送局の人が、取材にやってきた。
ボクのホームページに掲載している、というか、自分的には保存のつもりで載せている、7年前のブログ日記に関するインタビューである。

ブログは「手作りイカダで利根川を下る」というもの。
この体験は、なぜかラジオ屋さんの興味を引くようで、以前にTBSラジオで紹介されたことがあり、今日が2回目の取材になる。

他愛のない冒険日記なのだが、数年ぶりに読み返してみた。

これが川下りの様子。
写真の左側がボク。

読み返していると、当時の愉快な気持ちがよみがえって、いつのまにかニコニコしている自分に気がついた。
読み終えてからも、しばらくは暖かいものが残った。

60歳を過ぎたら、日記には楽しいことだけを書いたほうが良い。
後で読み返せば、幸せ気分を再体験出来るからだ。
いずれ、未来が無くなって、あるのは過去だけ、という日がやってくる。
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手作りウキ

2012-11-04 | DIY
今日はウキを手作りした。
数年前に釣り場で出会った、カラフトマス釣りの名人に教わった特殊なウキ。
浮き下が40センチ以下の浅場専用である。

ウキの黒い部分には、板鉛を仕込んである。
名人は、これにダイワの17グラムのルアーを付けていた。

この仕掛けのどこが優れているのか分からないが、ほとんどの釣り人がボウズの中で、名人だけが7~8本を釣り上げた。
浅場の釣りだから、ウキの色や形や挙動が、釣果に影響するのだろうと思う。

実績のある仕掛けは、真似るに限る。
この夏のカラフトマスは大不漁だったが、ボクは名人の真似をすることで、そこそこの成果が出せた。

このウキは、下3分の2が黒い。
サケの場合でも、浅場のフカセ釣りでは、大部分を黒く塗ったウキを使う人が多い。
長いウキの、ほんのトップ部分だけに、目立つ色を塗っている。
水中に没した部分を黒くすることで、魚から目立たないようにしているのだろう。

ウキを作りながら、黒色ではなくて、銀色に塗ったらどうだろうと考えた。
上から水底を見下ろす場合には、確かに黒色が目立たない。
しかし、逆に、水中の魚が水面を見上げた場合には、銀色のほうが目立たないのではないか。

魚の背中が黒くて、腹部が白銀色なのは、捕食者から身を守るための保護色だといわれる。
にもかかわらず、市販されているウキのほとんどが、下半分を黒く塗ってあるのはなぜなのだろう。
製品開発のために、水中に潜ってウキを下から観察する、まじめな釣具メーカーがあったとは思えない。
黒く塗るのは、単に人間の思い込みかもしれない。

しかし、銀色に塗るのが正解だとしても、ウキを買うのは魚たちではなく、「黒は目立たない」と思い込んでいる人間だから、なかなか売れないだろう。
ドッグフードメーカーの人が、「我々のお客は犬ではなくて飼い主です。飼い主に旨そうに見えなければ売れません」と言っていたことを思い出した。
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炊き込みご飯の香り

2012-11-03 | 食べ物
友人から手作りの燻製を頂戴した。
自分で釣って作ったという、ヤマメとイワナの燻製。

立派な2匹を選んで記念撮影。
燻製になってしまうと、イワナだかヤマメだか、ボクにはさっぱり分からない。
写真の2匹は立派なので、子供たちに食べさせようと、大事に冷凍保存した。

さて、残りの燻製は、お気に入りの炊き込みご飯にしよう。
このレシピも、友人に教わったものである。
小ぶりな2匹を炊飯器に入れた。

味付け名人のカミさんが、醤油とダシと刻み生姜を加える。
炊き上がると、骨取り名人のボクが、魚の身をほぐして混ぜ込んだ。
立ちのぼる湯気と燻製の香りに包まれるのは、いい気分である。

このレシピは、料理には手を出さず、人に作ってもらって食べたほうがトクだ。
骨取りをしている間に、鼻が燻製の香りに慣れてしまい、鈍感になってしまった。
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切り文字の補修

2012-11-02 | 快適化
ボクのキャンピングカーには、車体の前面と右側面の2ヶ所に、「kenharu」という切り文字を貼っている。
その両方とも、「e」の文字だけが剥がれてきた。


切り文字に使うカッティングシートには、屋外用と屋内用がある。
屋内用は普通のビニールテープみたいなものだが、屋外用シートは対候性に優れていて、屋外看板や車体などに使われる。
kenharu文字は、有りあわせのシートを混ぜて使ったから、たぶん「e」だけが屋内用だったのだろう。

昔の看板屋は、絵や文字を書く達人だったが、コンピューター制御の自動機械がカッテイングシートを切るようになってからは、誰でも看板屋をやれる時代になった。
先日、屋外用シートの切れ端を貰ったので、今日のボクはにわか看板屋だ。
「e」一文字だけの仕事だが、作業手順はプロと同じである。

一文字だから、手作業で作れる。
まず、文字を書いた紙をシートに重ねるなどして、カッターで切り抜く。
下の台紙は切らずに、粘着シートだけを切り、不要なシート部分を取り除いて「e」だけを残す。


「e」文字の上から、粘着力の弱い粘着テープを貼る。
ボクが使うのは、間に合わせもので、ホームセンターで買った建築用の養生テープだ。


台紙と「e」との粘着力よりも、「e」と養生テープの粘着力の方が強いので、「e」は養生テープの方にくっついて剥がれてくる。


持ち運べるように、もとの台紙にくっつけておく。


次に、この養生テープをキャンピングカーの車体に貼る。


最後に養生テープを剥がす。
今度は、養生テープの粘着力よりも、車体と「e」との粘着が強いので、「e」は車体にくっついたまま残るというカラクリだ。

これでkenharuの補修が完了。
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柚子胡椒を仕込む

2012-11-01 | 食べ物
庭の柚子の木を見上げると、実が黄色くなりかけている。
「ちょうど頃合だな・・・」
今日は1年分の柚子胡椒を仕込むことにした。

名前は柚子胡椒だが、「胡椒」は入っていない。
柚子胡椒は、柚子の皮と激辛唐辛子と塩を混ぜたもので、九州地方ではごく一般的な香辛料である。
ボクがこれに出会ったのは、ほんの数年前のことだが、今ではわが家の食卓に必要不可欠な調味料になっている。

嗜好品というものは、初めて食べて、ただちに好き嫌いの判断が出来るものではないようだ。
日数をかけて食べ慣れて、やっと分かってくる。
嗜好品メーカーがユーザーテストをする場合は、必ず「一定の期間食べ続けてもらう」という話を読んだことがある。
生まれて初めて一口だけ食べて、その場で良し悪しを決めつけてしてしまうような態度は、一生の損失に繋がりかねないのである。

庭の柚子の木は、駐車場と物置のスキマに生えていて、ろくに肥料も貰っていないから、小ぶりな実が、僅かしかつかない。

しかし、これだけあれば、柚子胡椒をつくるには十分過ぎる量だ。

25個の柚子の皮をすり下ろした。

使うのは、表皮の緑色部分だけ。
削られた柚子は、白いゴルフボール状になる。

粉末になった柚子皮に、重量比5%の塩を加える。
以前に作り置いた激辛唐辛子・・・微塵切りにして5%の塩を混ぜておいたもの・・・と混ぜ合わせて、柚子胡椒作りが完了。

小瓶に詰め分けて、冷蔵庫で数週間熟成させれば、美味しく食べられる。


今回使ったのは、激辛唐辛子800グラム、柚子25個、それに重量比5%の塩。
市販されている柚子胡椒には、たぶん25%以上の塩が含まれていて、猛烈に塩辛いが、自家製のは塩分5%程度に抑えている。
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