染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
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谷川俊太郎の本を読む。

2010年11月17日 | 店主の一日

少し前の話になりますが、絵本作家の佐野洋子さんが亡くなりました。

別に故人を知っている訳ではありませんが、名前を知っている数少ない「絵本作家」です。「100万回生きたねこ」を読まれた方も多いのではないかと思います。

僕的には身に余る程の、あるいはとりあえず大きな数字の代名詞が「100万」なので、~100万円とか100万メートルとか~勝手に親近感を憶えたりしました。

ただ、絵本作家と言うより、どちらかと云うと詩人、谷川俊太郎氏の奥さんとして知った様に思います。

詩が好きなんて言うとひどく照れくさくて口はばったい感じですが、谷川俊太郎って結構好きで~そうそう、「鉄腕アトム」の主題歌も谷川俊太郎氏の作詞です~手元に谷川俊太郎の詩集が何冊かあります。随分前に買った本ですが、「女に」は谷川氏の詩に佐野さんが挿絵をつけたものです。

ただ、WEBを見たりしても佐野さんは谷川氏の「元奥さん」としか記述がないので、いつからいつ迄が奥さんだったのかよく解りません。

この本を作った当時がどうだったのかわかりませんが、様々な言葉の並びから感じとれる混沌とした感情はとても情熱的で穏やかです。詩集の感想を書くというのもまた、なんだか難しい作業です。

 

 

コメント (2)
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