いまでも根強い「股旅」人気。日本舞踊の着付けでご覧頂きます。
「股旅もの」といえば、江戸時代の無頼もの…無宿者…住所不定の輩…博打打ち…などと、あまりいい表現はありませんが…。
しかし、最近までは、日本映画で多くの股旅物の作品が作られ、映画界の名優たちがその男っぷりを演じたものです。
日本舞踊の世界では、現在も人気が衰えず、各地の踊り手が集まって、全国大会を開催しています。
下の写真、右側は、昨年の遠野市で行なわれた「第35回股旅舞踊全国大会」のものです。
未だに衰えを見えない「股旅人気」が伺えます。
また、写真左側は、10年前、福岡の講座で行なった、着付け講座のものです。
今回は、数十年前の浪曲師・広澤虎造氏の「三十国舟」の語り部分を参考に着付けを構成致しました。
「股旅の着付け」を担当させて頂くのは、広島講座で日本舞踊の着付けを学んでいる、山口県の川口さん(女性)と、福岡講座で日本舞踊の着付けを学んでいる、熊本県の守田さん(女性)です。(ともに衣裳方上級資格者)
お二人の息のあった着付けを楽しみながらご覧下さい。
#日本舞踊着付け #舞台のメイク #振袖の着付け #花嫁の着付け #美容師の着付け
江戸初期から見られる「門付け」の装束姿
歌舞伎や日本舞踊の中で、たまに見受ける「鳥追い姿」。
江戸後期には、関西地方では見られなくなる「鳥追い姿」も、関東地方では残っていきます。
下の絵は、江戸時代から明治大正期までのものですが、現在の阿波踊りの女性たちの踊りの形に残っているといわれます。
今年の認定式のフェスティバルでは、股旅とともに、日本舞踊の着付けにしたがって、着付けてまいります。
着付けを担当するのは、広島講座で日本舞踊の着付けを学んでいる、岡山県の古谷野さん(男性)と、福岡講座で日本舞踊の着付けを学んでいる、福岡県の若藤さん(女性)のお二人です。(ともに、衣裳方上級の資格者)
日本舞踊の舞台裏の雰囲気をお楽しみ下さい。
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