一般の方や博多人形師まで、多くの方がカメラ構えて
6月7日(木)午後1時から、「はかた伝統工芸館」で、「京都と博多の芸妓 きつけくらべ」が行われました。
京都の芸妓は「裾引きに重箱結び」、博多の芸妓は「裾引きに関西巻きの柳結び」。
「きつけ塾いちき」の衣裳方が着付けていくのに合わせて、解説の市来康子氏が解説をすると、知らない花街の仕来たりに感嘆の声があがっていました。
会場は満杯。立見も出て、着付けが終わっても、一緒に記念写真を撮るために行列が出来ていました。
なかには外国の方も多くいらして、「Beautiful 」を連発されて…衣裳方としてはうれしいかぎりです。
この日参加された、有名な博多人形師(伝統工芸士)の方は、細かい部分の写真を撮られ、「今後もさらに勉強していきたい」と、私たちとの再会をお約束。
日本のきもの文化の中で、花街の着付けの文化は独特の決まりごとがあり、各地の芸者の着付けを担う「箱屋」といわれる方も少なくなっています。
「箱屋」さんの減少は、東京や京都、博多でも例外ではありません。
今後、関東関西を問わず全国の芸者(芸妓)や舞妓などの正式な着付けを誰かが伝えなければなりません。
今回の取り組みは、そういう意味でも意義あるものになったと思います。
今回、日本のきもの文化、とりわけ花街の着付けにご理解いただきご協力頂いた、「はかた伝統工芸館」の館長はじめ関係者、ならびに、京都の「服部つづれ工房」の服部氏に感謝申し上げます。
モデルになって頂いた、博多芸妓の坂田あやさん(博多芸妓)と、大学生の森山あいりさん(京都の芸妓)に、この場を借りてお礼を申し上げます。
そして何よりも、当日ご参加頂いた会場の皆さまに、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。(解説者…市来康子。衣裳方…木下、いちき。)
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