ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシアFOC/IUU取締情報82”Понтус-9 / Гледис”

2011-07-15 16:39:29 | 日記

2011年07月15日
サハリン発
[サハリン国境警備局が違法漁業活動により3隻の商業船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、所属航空機を投入し、2011年7月11日から13日の間に、違法漁業活動をした3隻の商業船を拘束したと発表した。
当局が、カンボジア旗小型商業船“Понтус-9”(ポントウス-9)をロシア領海で発見、検査したところ、7トン以上のカニ製品を所持していた。
“Понтус-9”は、昨年2010年12月“Гледис”(グレデイス)という船名で密漁を行い、当局に拘束された船だった。
またロシア旗“Астероид”(アステロイド)は、カムチャツカのロシア漁業監視通信センターへの位置通報をせずロシアEEZで操業していた。
更に、ロシア旗“Сони”(ソニー)は、漁業許可がないにもかかわらず、87固体のケガニを所持していたことがチェックアウトの際、発覚した。
以上の活動により船内から発見された活カニは、当局とサハリン海洋漁業研究所サフニロによって生息地へ海中還元され、350万ルーブル相当以上の天然資源への損害が未然に防がれた。

(以下参考過去情報)
2010年12月30日 サハリン発
[サハリン国境警備局が2隻の外国船を拘束]
ロシアFSBサハリン国境警備局は、2隻の外国船を環境関連法等違反で拘束したと発表した。
サハリン時間12月29日1015、当局はタタール海峡を、航空機を使用しパトロール中、カンボジア旗“Гледис”(グレデイス)を発見し検査した。
検査により“Гледис”の母港はプノンペン、乗組員14名はロシア人とわかり、同時に、船内から約5トンの活カニ製品が発見されたが、“Гледис”は、この商業活動するための許可を得ておらず、当局はこれを拘束した。
また、12月30日0730、当局はカンボジア旗“Санри”(サンリ)をロシア領海で停船させ検査した。
“Санри”の母港もプノンペンで、乗組員は、ロシア人10名、インドネシア人4名で構成されていた。
“Санри”は24トンを超えるカニ製品を所持していたが、違法国境横断および水棲生物資源密輸の指摘を受け、これも当局により拘束された。
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