ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

“パシフィックアンデス”米国法に基づき破産申請

2016-07-04 12:55:18 | 日記


2016年07月04日
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[“パシフィックアンデス”米国法に基づき破産申請]
ロシア業界紙(WEB)は切り身製品を主体とし世界最大の漁業コングロマリットだった“パシフィックアンデス”(PacificAndes International Holdings)グループ“が米国破産法第11条に基づき、2016年6月30日、ニューヨーク州南部地区裁判所に申請を提出したと伝えた。
この申請には、同グループ子会社“China Fishery”社も含まれている。

(関連過去情報)

2014年09月25日 モスクワ発
[“パシフィックアンデス”はロシアのスケトウダラ事業から撤退した]
昨日2014年9月24日、モスクワで開催された関連会議において、ロシア漁業庁副長官ソコロフ(ワシリー)は、中国企業“パシフィックアンデス”(PacificAndes International Holdings)グループが最終的にロシアのスケトウダラ事業から撤退したと言明した。
“パシフィックアンデス”は、切り身製品を主体とする世界最大の漁業コングロマリットだが、2012年、同社が株主向けに、多数のロシア極東漁業会社を実質管理して、ロシア海域のスケトウダラの60%を支配している旨の報告をしたことに端を発し、ロシア独占禁止庁から調査を受け、外国人投資法等の違反を指摘され、政府委員会の決定により、現地登記の資産の売却を命令された経緯にある。
ソコロフ(ワシリー)は、提携が指摘されたロシア極東の漁業会社は、”パシフィックアンデス”の管理から確実に外れたことを報告できると強調した。


2014年05月15日 モスクワ発
[“パシフィックアンデス”はロシアからペルーへ転換する]
中国企業“パシフィックアンデス”(PacificAndes International Holdings)グループ“China Fishery”社は、今年2014年第1四半期、ロシア漁業会社との協力事業の撤退から、ロシア産スケトウダラの販売が53%下落し、1.053億ドルになった。
今年2014年第1四半期、“China Fishery”の収益におけるロシア・ビジネスの割合は58.5%だったが、同年末には32%程度になっていると予想される。
この構造変化をもたらす代替は、ペルーからの原料調達となる。
“パシフィックアンデス”は、切り身製品を主体とする世界最大の漁業コングロマリットだが、2012年、同社が株主向けに、多数のロシア極東漁業会社を実質管理して、ロシア海域のスケトウダラの60%を支配している旨の報告をしたことに端を発し、ロシア独占禁止庁から調査を受け、外国人投資法等の違反を指摘され、政府委員会の決定により、現地登記の資産の売却を命令された経緯にある。
一方、ロシア水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)の"Русское море добыча"(ルスコエモーレダブイチャ)は、その後、“パシフィックアンデス”が関与していたとされる“ТУРНИФ”(トウルニフ)“Интрарос”(イントラロス)、“Востокрыбпром”(ヴォストークルイブプロム)“Совгаваньрыба”(ソフガバニルイバ)、"Балтстар холдинг"(バルトスタルホールデイング)、"Маликс"(マリックス)等を次々と買収、2013年に、ロシア海域スケトウダラの最大のクオータ・ホルダーとなった。
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