2016年09月16日
サハリン発
[色丹島“アストロブノイ”がサンマ処理を再開]
今年2016年春、経営破綻し操業継続が危ぶまれていた色丹島漁業コンビナート“Островной”(アストロブノイ)がサンマ処理を再開した。
“アストロブノイ”は、提携企業"Корифена"(コリフェナ)から冷凍サンマの最初のロット400トンを受け入れた。
2016年9月2日、ウラヂオストクで開催された東方経済フォーラムにおいて、経営支援のため、新たな投資家"Курильский универсальный комплекс"(クリルスキー・ユニヴァサリヌイ・コンプレクス)を加える覚書をサハリン州政府とロシア漁業庁が調印していた。
サハリン州政府とロシア漁業庁は、原料供給のための漁獲割当の確保、インフラ整備のための投資ローンの金利助成等の支援を行っていくことになる。
なお、“アストロブノイ”は設備の近代化の準備も進めており、来年2017年には、それらのラインによる操業も開始される予定となっている。