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北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

道産ブリ 学校給食に 地域加工業者と連携で / 機船連 学校給食向け新商品 ザンギなど100万食目標に投入

2018-10-01 15:13:24 | 日記

  

2018年10月01日
日刊水産経済新聞【札幌】
[道産ブリ 学校給食に 地域加工業者と連携で] 道機船連がフライ2品開発
北海道機船連は、道内の加工業者と連携し、道産ブリを使った学校給食向け2アイテムを開発した。
近年、道内で漁獲が増えているブリの販路開拓や子供たちへの魚食普及、地域産業の活性化につなげたい考えだ。
すでに道内の小中学校での採用が決定、9月25日までに第1製造ロットの出荷を完了した。
「北海道産ぶりザンギ40グラム」と、「北海道産ぶりフライ40グラム」(いずれも冷凍流通品)。
原料には道内の定置網で漁獲されるブリを使用。
製造は道内の協力工場に委託し、ショウガ醤油の味付けが効いたザンギと、シンプルな味が食べやすいフライ製品に仕立てた。
道産原料の使用や、定量、定価、定規格のアイテムを求める公益財団法人北海道学校給食会に売り込み、今年度2学期からの採用が決まった。
道機船連では2004年から、道の食育推進事業に参画し道内の沖底船が漁獲するスケソウ、ホッケを原料としたフライ製品を開発。
学校給食向けに提案し、供給を拡大してきた。
現在は「釧路産鱈ザンギ」「北のおさかな鱈メンチ」などをラインアップ、昨年は道外を含め、過去最多となる年間90.4万食を供給した。
製品は道内の水産加工業者と連携して開発・製造しており、地域産業の活性化に寄与している。
今回、原料は沖底船以外からの供給(員外利用)となるが、近年道内で漁獲が増えているブリを有効利用するとともに、地元の加工場と協力することで「道内漁業生産が100万トンを割る厳しい中、加工、流通業界に貢献したい」(道機船連)と説明している。
新商品は規格を変え、今後生協やそのほかの販路などへの売り込みも図る計画だという。

2018年10月01日
水産新聞
[機船連 学校給食向け新商品 ザンギなど100万食目標に投入]
道機船連(山田邦雄会長)は、近年北海道で水揚げが増えているブリを使った学校給食向け製品2品を開発、2学期から道内の学校給食に採用された。
このほど第一製造ロットの出荷を完了。現在、学校給食には年間90万食を供給しており、新規採用の2品で10万食を上積み、100万食の供給を目指す。
学校給食向けは、2004年に会員の主要漁獲物のスケソ、ホッケを原料にフライなどの製品を開発、提案を開始。
若年層に食文化の継承と地産地消、水産業への理解を促してきた。
今回、ブリの製品は、北海道の食文化の一つであるザンギ(から揚げ)とフライの2品。地元加工業者と連携し、鮮度重視でフィレーに一次加工した後、食品加工業者に搬入し、製品化。
副食で安定供給できる1個40グラムに仕立てている。
道機船連では「原料は会員外からの利用となるが、漁業生産が落ちてきて水産業金体が縮小傾向に向かうことが危惧される。いま一度活性化させるため、加工業者、流通業者と手を取り合って北海道での資源が確認されているブリを有効活用し、商品供給していきたい」と話す。
今後、生協など他市場への提案も計画している。

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