ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
http://kisenren.com
一般社団法人北洋開発協会

ラスで火災のオレグ・ナイデノフはやはり密漁をしていた

2015-04-17 13:36:38 | 日記

2015年04月16日
AFP通信
[
ラスで火災のオレグ・ナイデノフはやはり密漁をしていた]
2015年4月11日、カナリア諸島ラスパルマス港で火災を起こしたロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)について、密漁をしていた疑いがあるとAFP通信が伝えた。
火災を起こした”Олег Найденов”は、人気の観光地グランカナリアのラスパルマス港に停泊していたが、延焼する恐れがあったことから、スペイン当局は船を沖合いまでえい航し、2015年4月15日にマスパロマス沖24キロの海域で沈没させたとされる。
スペインからの報道によると乗組員72名は脱出して無事だった。
これまでの経緯をみたなかで、”Олег Найденов”が違法漁業を行っていた疑いが生じている。
”Олег Найденов”
の船主は、ムルマンスク”Феникс”(フェニックス)社。
”Олег Найденов”
は、昨年2014年1月4日、アフリカ沖合において違法操業の容疑でセネガル軍によって拘束、ダカールへ連行され、交渉の結果、同23日、保釈金を払い解放された経緯にある。

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極東の資源産業における汚職防止に関する会議が開催される

2015-04-16 17:27:10 | 日記

2015年04月16日  ウラヂオストク発

[極東の資源産業における汚職防止に関する会議が開催される]

水産業を含めた極東地域における資源産業分野の汚職防止に関する会議がハバロフスクで開催された。

この会議は、検察庁と極東発展省が合同で主催し、検事総長チャイカ、極東連邦管区大統領全権代表トルトネフ、極東発展大臣ガルシカらが出席した。

トルトネフは、腐敗が予算の非効率的な支出をまねいていること等を指摘、ロシアの発展のため極東地方がそれにふさわしい貢献をする必要があると語った。

 

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ラスで火災のオレグ・ナイデノフから油流出の可能性が高い

2015-04-15 18:01:47 | 日記

2015年04月14日
モスクワ発
[ラスで火災のオレグ・ナイデノフから油流出の可能性が高い]
2015年4月11日、カナリア諸島ラスパルマス港で火災を起こしたロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)について、外交筋の情報から、約1,500トンの油が流出している可能性が高いと報じられた。
72名を乗せた”Олег Найденов”の火災は、機関室から発火したものとみられている。

また、船舶は、相当なダメージを受け、修繕費は莫大なものと見積もられ、その価値は著しく低下していると伝えられた。
”Олег Найденов”の船主は、ムルマンスク”Феникс”(フェニックス)社。
”Олег Найденов”は、昨年2014年1月4日、アフリカ沖合において違法操業の容疑でセネガル軍によって拘束、ダカールへ連行され、交渉の結果、同23日、保釈金を払い解放された経緯にある。

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ロシアFOC/IUU取締情報205"ーーーーー"

2015-04-15 15:22:22 | 日記

2015年04月15日
サハリン発
[カニ密漁.........FOC船船長が公判審理をむかえる]
.........検察当局は、.........周辺ロシア排他的経済水域において.........トン以上の.........ガニを密漁した.........FOC船“.........” の船長が公判審理をむかえると発表した。
“.........” は.........年.........月.........日から同.........日までの間、許可なく.........トン以上の.........ガニを漁獲した。
当局は、この密漁による天然資源の損失を.........ルーブル相当と見積もっている。
また、この船長には懲役2年の刑が言い渡される可能性がある。
なお、“.........” は別の船長により.........年にも.........周辺海域において.........トン以上のカニを密漁し、ロシアFSB.........国境警備局に拘束された経緯にある。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
直近のロシア漁業情報を配信しています。
http://kisenren.com
hokkaido@kisenren.or.jp



 

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ロシア流し網漁業禁止 副首相ドヴォルコヴィッチが疑問点を示唆

2015-04-14 11:29:36 | 日記

2015年04月14日 モスクワ発

[ロシア流し網漁業禁止 副首相ドヴォルコヴィッチが疑問点を示唆]

ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフは、2015年4月9日、ロシア政府が、下院へ提出されている流し網漁業禁止法案を支持していると記者会見で明らかにした。

一方、この問題について副首相ドヴォルコヴィッチは、流し網漁業者の法案に対する疑問点等に対して、整理がされていないことを示唆している。

例えば、政府の流し網禁止法案に関して、環境と経済への科学的データに基づく影響評価が求められるが、農業省だけがその任務を行うのか、大統領府の権限の関与をどうするか等だ。

また、ロシア排他的経済水域で流し網漁業を行うのはロシア漁船ばかりでなく、日本漁船も着業しており、国際的なレヴェルでの法的側面の取扱案の作成は農業省と漁業庁が任務として継続しているが、最終案は農業省と大統領府が共同で仕上げることとなっている。

シェスタコフは、流し網漁業の禁止について、環境問題と沿岸漁業の発展を強調しているが、2016年1月1日から、どのように完全に実施されるのかとの質問に対し、どの政府機関のどの取扱いで規制するかは明確になっていないとしている。

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カムチャツカ地方議会が再び流し網漁業禁止についてプーチンへ要請書を送付

2015-04-14 11:26:57 | 日記

2015年04月13日  カムチャツカ発

[カムチャツカ地方議会が再び流し網漁業禁止についてプーチンへ要請書を送付]

カムチャツカ地方議会(議長ワレリー・ラエンコ)は、大統領プーチンに対して、流し網漁業を肯定し、国家のリーダーシップを誤って誘導するロビー活動を認めず、太平洋サケマスを対象とした流し網漁業を禁止するよう、あらためて要請書を送付した。

要請書では、重ねて流し網漁業について、生態系への悪影響、貴重種以外の海中投棄の問題、沿岸漁業と地域経済の損失等を指摘している。

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カムチャツカ地方議会が再び流し網漁業禁止についてプーチンへ要請書を送付

2015-04-14 11:26:57 | 日記

2015年04月13日  カムチャツカ発

[カムチャツカ地方議会が再び流し網漁業禁止についてプーチンへ要請書を送付]

カムチャツカ地方議会(議長ワレリー・ラエンコ)は、大統領プーチンに対して、流し網漁業を肯定し、国家のリーダーシップを誤って誘導するロビー活動を認めず、太平洋サケマスを対象とした流し網漁業を禁止するよう、あらためて要請書を送付した。

要請書では、重ねて流し網漁業について、生態系への悪影響、貴重種以外の海中投棄の問題、沿岸漁業と地域経済の損失等を指摘している。

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ロシア船籍トロール漁船がカナリア諸島で火災”Олег Найденов”

2015-04-13 10:49:31 | 日記

2015年04月11日
モスクワ発
[ロシア船籍トロール漁船がカナリア諸島で火災]
ロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)が、カナリア諸島ラスパルマス港で火災を起こした。
乗組員72名に死傷者はなく、全員ホテルへ収容されたと伝えられている。
情報によると救助隊による鎮火が完全にできず、”Олег Найденов”は沖合へ曳航され、それが完了した段階で、港へ戻る予定としている。
”Олег Найденов”の船主は、ムルマンスク”Феникс”(フェニックス)社。
”Олег Найденов”は、昨年2014年1月4日、アフリカ沖合において違法操業の容疑でセネガル軍によって拘束、ダカールへ連行され、交渉の結果、同23日、保釈金を払い解放された経緯にある。

(関連過去情報”Олег Найденов”事件)

 2014年01月24日 モスクワ発

[セネガルによって拘束されたロシア漁船が解放される]
2014年1月4日、セネガル軍によって拘束、ダカールへ連行された、ロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)が解放され、モスクワ時間2014年1月23日22時、漁場へ戻った。
船主のムルマンスク”Феникс”(フェニックス)社が会員となっている、“АОРЗПА”(アフリカ西海岸水域出漁者協会)の関係者の情報によると、保釈金は100万ドル内外とされている。
同社は、今回のセネガル当局の対応は、強引で、拘束理由も不明確であり、保釈金の返還交渉を行い、場合によっては国際海洋法裁判所への提訴も検討するとしている。

2014年01月11日 モスクワ発
[ロシア漁船拘束事件 セネガルを爆撃して奪還せよ]
セネガル軍が2014年1月4日、ロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)を拘束し、ダカールへ連行した事件について、同じムルマンスク基地で有名な船長ワレリー・ヤランツェフは、奪還のため、軍事行動を起こす時だと発言した。
ムルマンスク基地船長ヤランツェフは”Электрон”(エレクトロン)事件で有名になった。
ノルウェー沿岸警備艇”Тромсе”(トロムセ)が2005年10月15日、違法漁網を使用した疑いでロシアのトロール漁船”Электрон”をバレンツ海のノルウェー領スヴァールバル諸島近海で拘束し、ノルウェーの港で拘留するためエスコートを開始した。
しかし、翌日同16日になって突如、トロール漁船”Электрон”がノルウェーの検査官2名を乗せたまま進路変更し、ロシア領海へ向かって逃走したため、ノルウェー海軍の艦船を交えての北極海での追跡劇に発展、この事件はメディアで連日、連夜、大きく取り上げられた(*当時、報告担当者の原口はモスクワ出張中)。
トロール漁船”Электрон”はノルウェー艦船4隻の追跡を振り切り、ロシア領海に入ってからはロシア海軍フリゲート艦“Адмирал Левченко”(アドミラル・レフチェンコ)にエスコートされて母港であるムルマンスク港へ戻り、そこでロシア当局による調査のみが行われ、検査官2名をノルウェー沿岸警備艇”Тромсе”に引き渡し事件は終了した。
ヤランツェフはセネガル軍の行動は、海賊行為であり、これは宣戦布告だと語り、拘束から約一週間、外交レヴェルでの問題解決はされていないと指摘した。
また、ヤランツェフは拘束から24時間以内に解放に向けた行動がないことは、1発目のロケットを発射したということであり、ロシアは、今、何が起きているかを認識し、軍事行動も視野に入れ、適切な行動をしなければならないと加えた。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年01月11日 モスクワ発
[ギニアビサウはセネガルによるロシア漁船拘束事件の調査委員会を設置する]
ギニアビサウ閣僚会議は、セネガル軍が2014年1月4日、ロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)を拘束し、ダカールへ連行した事件について、その理由、原因、そして状況を把握するための調査委員会を設置することとした。
拘束された”Олег Найденов”には、62名のロシア人に加え、23名のギニアビサウ人が乗船していた。
この決定は、首相ルイ・ドゥアルテ・バロスが議長となった、2014年1月9日の臨時会議で決定された。
調査委員会の委員長は法務大臣が務めることになる。
なお、同閣僚会議は、”Олег Найденов”が、ギニアビサウ漁業当局の許可を受け操業を行っていたことを明らかにした。

2014年01月11日 モスクワ発
[セネガル当局が拘束漁船解放に300万ドルを要求]
ロシア漁業庁は、2014年1月4日、ダカールへ連行されたロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)の解放に、セネガル当局が船主に対して300万ドルを要求していると発表した。
この件について同庁長官クライニーは、セネガル当局の要求に従い支払を行うことは、違反を認めることであり、受け入れられるものではないと指摘した。
また、クライニーは問題解決のために、自身が必要に応じてダカールに飛び込む準備があると言及した。

2014年01月10日 モスクワ発
[ロシア外務省が拘束漁船即時解放を要求]
ロシア漁業庁はセネガル軍によるロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)拘束事件から6日目の2014年1月10日、ロシア外務省がセネガル公司を召喚し、状況の調査、報告、および即時解放を要求したと発表した。
1970年代、ロシア(ソ連)の漁船団は西アフリカ海域で大規模に操業を展開していた。
2012年6月、セネガル政府は、排他的経済水域における外国漁業会社の操業を禁止し、ロシア漁業の29の許可証を取り消した。
2012年上半期、ロシア漁船はセネガル排他的経済水域で4万9,100トンの水棲生物資源を漁獲していた。

2014年01月09日 一般社団法人北洋開発協会
[セネガル“緑の党”党首 漁業大臣ハイダル・エリ・アリ]
2014年1月4日、ダカールへ連行されたロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)の事件について、既報のとおりロシア報道は大きく取り上げています。
ロシア漁業庁は、今回の事件の背景にグリーンピースの扇動があったと指摘し、セネガルの漁業大臣は、環境保護団体グリーンピースと大変近い人物で、漁業規則違反等についても軍幹部を通じ軍艦を派遣できる権限が与えられていると報告しました。
検索の結果、この漁業大臣ハイダル・エリ・アリは、セネガル“緑の党”(FEDES=セネガル・エコロジスト民主連合)代表で、アフリカでの魚の乱獲阻止キャンペーンやマングローブ植樹キャンペーンを主催した環境活動家であり、2012年には環境大臣を務めていたことがわかりましたのでご報告申し上げます。
(国際漁業対策事業部;原口聖二)

2014年01月09日 モスクワ発
[ロシア漁業庁は漁船拘束事件でセネガル政府への訴訟を検討している]
ロシア漁業庁は今回のセネガル軍によるロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)拘束事件について、セネガル政府への訴訟を検討していると発表した。
一方、ロシア漁業庁が、今回の事件の背景にグリーンピースの扇動があったとの指摘に対し、グリーンピース側は、そのような影響力はないと事件への関与を否定しているが、ロシア側は同庁西アフリカ代表部の情報からそれを確信している。
セネガルの漁業海洋大臣は、環境保護団体グリーンピースと大変近い人物で、漁業規則違反等についても軍幹部を通じ軍艦を派遣できる権限が与えられているとされている。

2014年01月08日 モスクワ発
[ロシア船籍トロール漁船のセネガル軍拘束事件の背景にグリーンピースがいる]
ロシア漁業庁長官クライニーは、セネガル軍によるロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)拘束事件の背景に環境保護団体グリーンピースの存在があると指摘した。
クライニーは今回の事件について、EU諸国を中心に行っているグリーンピースのIUU漁業撲滅をうたった、キャンペーンの一環だと批判し、この環境保護団体がセネガルを扇動し拘束させたものだと言及した。
”Олег Найденов”は、2014年1月4日、ギニアビサウ沿岸46マイルの海域でセネガル軍艦“Ферло”(フェルロ)によって拘束、ダカールへ連行された。
なお、クライニーは、予定されていた昨日2014年1月7日のセネガルの大統領と、ロシア外務省およびロシア漁業庁モーリタニア代表部による、拘束漁船解放のための交渉が、グリーンピースの圧力により、まだ行われていないと加えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年01月08日 モスクワ発
[セネガル軍拘束ロシア船籍トロール漁船の早期解放を求める]
ロシア漁業庁長官クライニーは、セネガル軍によってダカールへ連行されたロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)について、アフリカ西岸の漁業分野における基本原則に基づき、2ケ国間および多国間の協力の発展に悪影響を与えないことを期待する旨、セネガルの大統領に対して表明し、早期の解放を希望すると言及した。
2014年1月4日、ギニアビサウ沿岸46マイルの海域でセネガル軍艦“Ферло”(フェルロ)によって拘束、ダカールへ連行された”Олег Найденов”は、約900トン、54万ドル相当の製品を積載していたとされている。
一方、セネガル当局は、領海において違法漁業を行ったロシア漁船に対して、41万4,000ドルの罰金を科した経緯にある。

2014年01月07日 モスクワ発
[セネガル軍拘束ロシア船籍トロール漁船は1月7日にも解放される可能性がある]
ロシア漁業庁広報担当は、セネガル軍によってダカールへ連行されたロシア船籍トロール漁船
”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)について、セネガルの大統領とロシア外務省およびロシア漁業庁モーリタニア代表部の会談後、早ければ、本日2014年1月7日にも解放される可能性があると発表した。
セネガル軍は、”Олег Найденов”が、セネガルの南のギニアビサウとの国境に近い海域で違法操業をしていたと説明している。
また、セネガルの漁業海洋大臣は、この外にも、ロシアの漁船が適切な許可証なしで、繰り返しセネガル海域で操業している実態があると指摘したと伝えられている。
”Олег Найденов”は2014年1月4日、ギニアビサウ沿岸46マイルの海域でセネガル軍艦“Ферло”(フェルロ)によって拘束、ダカールへ連行された。

2014年01月05日 モスクワ発
[セネガル軍がロシア船籍トロール漁船の拘束理由を発表]
2014年1月4日、ダカールへ連行されたロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)について、その拘束理由をセネガル軍の代表が発表した。
セネガル軍は、”Олег Найденов”が、セネガルの南のギニアビサウとの国境に近い海域で違法操業をしていたと説明している。
また、セネガルの漁業海洋大臣は、この外にも、ロシアの漁船が適切な許可証なしで、繰り返しセネガル海域で操業している実態があると指摘したと伝えられている。
一方、ロシア漁業庁は、ギニアビサウ沿岸46マイルの海域でセネガル軍に拘束されたと発表していた。
”Олег Найденов”の船主は、ムルマンスクの”Феникс”(フェニックス)社で、乗組員は62名のロシア人と23名のギニアビサウ人で構成されていたとされる。
拘束当日、セネガル軍の4名の武装兵が”Олег Найденов”に乗船、船長に対し、軍艦のあとに続くよう命じた。
しかし、船長がこれを拒否したため、無線室に手錠をはめ監禁されて、ダカールへ連行された。
なお、今回の拘束事件で、少なくとも2名の負傷者がでている模様。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2014年01月04日 モスクワ発
[ロシア船籍トロール漁船がセネガルに拘束される]
イタル・タスは、ロシア船籍トロール漁船”Олег Найденов”(オレグ・ナイデノフ)が、ギニアビサウ沿岸46マイルの海域でセネガル軍に拘束されたと伝えた。
拘束の理由は明らかにされていない。
”Олег Найденов”の船主は、ムルマンスクの”Феникс”(フェニックス)社で、乗組員は62名のロシア人を含め80名以上で構成されているとされる。
説明がないまま、セネガルの軍艦から4名の武装兵が”Олег Найденов”
に乗船、船長に対し、軍艦のあとに続くよう命じたが、船長がこれを拒否したため、無線室に手錠をはめて監禁し、ダカールへ連行しているとの情報も伝えられている。
なお、この件についてセネガル当局は、現時点において公式に発表をしていない。

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実際には、ロシアは通貨安で購買力が落ち、全然さけを買えていなかった

2015-04-11 20:10:07 | 日記

2015年04月11日
東洋経済オンライン
[スーパーの銀ざけ価格が急落]
- 経済制裁を受けたロシアがデンマークやノルウェーから買う代わりにチリで銀ざけを買い付けているといううわさが業界内を駆け巡り、国内勢がロシアに買い負けまいと高値発注したが実際には、ロシアは通貨安で購買力が落ち、全然銀ざけを買えていなかった -
日本の食卓に欠かせない、銀ざけの価格が年明け以降、急落している。日本は世界で最も銀ざけを消費しており、そのほとんどは、チリで養殖された輸入物である。
築地市場の月間平均取引価格は2月に1キログラム当たり676円と、2014年5月につけた最高値835円から約2割も下落。3月以降も下落傾向が続いているもようだ。
天然魚に比べて、漁獲量が安定している養殖魚は、価格が安定するはず。だが、ここ数年は、価格が乱高下する相場が続いている。
■東日本大震災きっかけにいったん下落
きっかけは2011年の東日本大震災までさかのぼる。水産卸各社は国産さけが足りなくなるとにらみ、チリの銀ざけを買いに走った。しかし、震災の影響は小さかったため供給過剰となり、2012年の銀ざけ価格は、過去最安値レベルとなる1キログラム当たり300円台前半まで下がった。
ところがアベノミクスの影響で、2013年には円安が急速に進行。銀ざけの輸入価格は反転上昇を開始した。2014年春に勃発したロシアによるウクライナへの侵攻も、銀ざけ価格の上昇につながった。
「経済制裁を受けたロシアがデンマークやノルウェーから買う代わりにチリで銀ざけを買い付けている」といううわさが業界内を駆け巡り、国内勢がロシアに買い負けまいと高値発注したためだ。
だが実際には、「ロシアは通貨安で購買力が落ち、全然さけを買えていなかった」(大手商社の水産担当者)ことが判明。水産卸が食品スーパーへの卸売価格を吊り上げたために「大手スーパーが取引量を縮小した」(別の水産商社)ことも痛手となり、昨年後半の相場は膠着状態に陥った。
膠着相場から年明けの急落へのきっかけとなったのは、今年初めの「ある商社の投げ売り」(大手荷受け)である。
築地に本社を置くこの会社は、中堅商社の担当者が独立する形で2007年に創業。信用調査会社によれば、ピークだった2014年1月期決算では、約70億円を売り上げている。
■ 水産商社が在庫を投げ売り
ただ、円安と相場の乱高下に耐えきれず、2015年1月に資金繰りに行き詰まり、在庫の投げ売りに走った。
この好機に飛びついたのがスーパーなどの流通業者だ。銀ざけの用途は大半が家庭調理用で、関東地盤の大手食品スーパーでは、3月から切り身の重さを60グラムから70グラムに増量。値段も、20円安い100円近くに値下げしたところ、売り上げが10%以上伸びたという。
一方で頭を抱えるのは、ほんの少し前まで800円台で購入していた水産商社の担当者たち。「含み損を抱えた在庫を処分すると損失が確定するため、売るに売れない業者が多くいる」(水産商社の幹部)。
前述の大手荷受けの担当者は、「せっかく安くなっているので、皆さんにどんどん食べてほしい」とため息をつく。スーパーと水産商社が卸価格をめぐってせめぎ合う中、激しい相場変動はしばらく続きそうだ。

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3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフの外国人乗組員増加

2015-04-09 12:16:03 | 日記

2015年04月08日 モスクワ発

[3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフの外国人乗組員増加]

この2年間、サンマ漁業へ投入されている沿海地方企業”Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)所属3万2千トン級の大型加工母船”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)の外国人乗組員がインドネシア人を中心に57名に達したと同社代表が明らかにした。

大型加工母船”Всеволод Сибирцев”は、洋上でサンマ缶詰を“Доброфлот”(ドブロフロート)のブランド名を付け生産している。

ロシア漁業も乗組員不足の問題を抱えており、今日、外国人船員の雇用なしに、グローバルな発展は不可能だと同社代表は指摘し、採用されているインドネシア人は、皆、米国、オーストラリア、韓国、中国等の漁業会社で、豊富な経験をもっていると語った。

インドネシア人船員は、訓練センターにおいて、ロシアの法令を学び、実践的な訓練を受けており、一方、同社は、基礎的なロシア語の研修や船主責任保険(PI)の加入等を提供している。

(報告担当者 原口聖二: 次のYoutubeアドレスで“ドブロフロート”のプロモーションと大型加工母船“フセヴォロド・シビルツェフ”の活動等がご覧になれます。https://www.youtube.com/watch?v=2wjAaNOuNEA

 (関連過去情報)

 2014年06月06日 モスクワ発

[3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業に復活]

沿海地方企業”Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)は、2011年に外国人の所有となった3万2千トン級の大型加工母船*”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)を、昨年2013年、ロシア農業銀行の支援を受け買収、極東漁業への投入を計画している。

”Всеволод Сибирцев”は、スケトウダラ、ニシン、サケマス、サンマ等の伝統的魚種原料に加え、TAC設定のない魚種を加工し製品を生産していくこととなる。
”Всеволод Сибирцев”は、缶詰製品等を洋上で生産するため、1989年にフィンランドで建造された。

 

*報告担当者 原口聖二 ”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)
”Всеволод Сибирцев”と同様のタイプの大型加工母船は、1988年から1989年にかけ、フィンランドの造船所で3隻建造された。それは、”Содружество”(ソドルジェストヴァ)ПЗ-2301、Петр Житников”(ピョトル・ジチニコフ) ПЗ-2302、そして、この”Всеволод Сибирцев” ПЗ-2303。
”Всеволод Сибирцев”は、2011年12月以降、ギリシャ登記の会社によって、リベリア船籍、船名を*”HAINAN BAOSHA 001”として管理運航され、後に中国漁業へ投入された。中国漁業参加に関する経緯等の情報はない。”HAINAN BAOSHA 001”は、衛星情報によると、2013年8月15日、シンガポール沖合に位置していた。
そして、報告日である本日2014年6月7日、同衛星情報によると”Всеволод Сибирцев”は、中国大連長興島に位置している。長興島は渤海の東部にある島で、近年漁村から工業港に発展し、中日韓貿易区として開発中であり自由貿易区にする計画がある。主な産業は鉱業、水産業、そして造船業(世界第6位の造船メーカーである韓国のSTX造船が進出)。企業が税制優遇策により誘致され、すでに数百人の韓国人が働いている。
なお、次は”HAINAN BAOSHA 001”時代の関連過去情報。

 2012年05月07日台湾発
[中国は南シナ海に大型加工母船”HAINAN BAOSHA 001”を配備する]

中国は、近隣諸国との間で領土紛争が激化する中、南シナ海の漁船団へ大型加工母船”HAINAN BAOSHA 001”を投入して、支援体制を強化する。
”HAINAN BAOSHA 001”は3万2,000トンクラス、世界に存在する大型加工母船4隻の内の一つで、14の製品加工ラインが設備され、水産物を1日あたり2,100トンまで処理する能力をもち、600名の乗組員を収容できる。
これまで、中国の漁船団は、漁獲物処理設備が不足していて、漁場に長く滞在することができなかったが、 ”HAINAN BAOSHA 001”の投入で、最大9ヶ月間、漁船団は漁場にとどまり、操業を継続することが可能になる。

 

 

 

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2015年04月07日 ” Дальний Восток” 哀悼の日

2015-04-07 02:16:33 | 日記

2015年04月07日 ” Дальний Восток”哀悼の日

2015年4月2日、 オホーツク海のシェリホフ湾付近で 沈没したサハリン州根拠ロシア漁船” Дальний Восток ”(ダリニ・ヴォストーク)の乗組員の遺体が今日7日、家族のもとに戻ることなどから、同州は、今日を”哀悼の日”とすると発表しました。
北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
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ロシアFOC/IUU取締情報204"ーーーーー"

2015-04-07 00:54:59 | 日記

2015年04月06日  .........発

[.........国境警備局がカニ密漁FOC船の偽装を見抜く]

ロシアFSB.........国境警備局は、カニの密漁を行った容疑で拘束し、.........港へ連行した.........FOC船”....A....”の船名の偽装を見抜いていた。

当局所属警備艇”....C....”が、.........海において別船名の”....B....”を発見し検査、カニの破片、カニ漁獲のための餌と推察される冷凍スケトウダラ、ニシン、そして専用漁具を発見し、活魚輸送用の設備等を確認した。

また、この不審船”....B....”は船名を偽装、実際は.........船籍の”....A....”とわかった。

”....A....”の乗組員17名はロシア人で構成されていたが、これらの活動を認める許可を得ていなかった。

なお、”.....A....”は.....年....月30日にもカニの密漁を行い、同局により拘束され、.........港へ連行された経緯にある。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
直近のロシア漁業情報を配信しています。
http://kisenren.com
hokkaido@kisenren.or.jp

 

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ロシアFOC/IUU取締情報203"ーーーーー"

2015-04-03 15:32:02 | 日記

2015年04月02日   ...........発

[...........国境警備局がカニ密漁FOC船を拘束]

ロシアFSB...........国境警備局はカニの密漁を行ったFOC船を拘束したと発表した。

...........国境警備局は、2015年3月31日、...........岬沿岸ロシア排他的経済水域において、...........籍船“...........”を発見し停船させた。

当局が“...........”を検査したところ、船内から活カニ、ニシン等が発見されたが、これらの活動を認める許可は得ていなかった。

なお、“...........”の乗組員はロシア人12名、ウクライナ人1名で構成されていた。

北海道機船漁業協同組合連合会は、関係団体、関係機関等へロシア漁業の直近の情報を提供するとともに、ロシア水産ビジネスに関与する会員傘下船主や更には漁業種、業種を越えロシアビジネスに携わる関係者、関係団体の一層のネットワークづくりを推進することを目的とし、月間情報「ロシア漁業ニュースヘッドライン」を発行しています。このブログではロシアIUU漁業関連情報を中心にサンプルとしてピックアップしています。本文のContentsと申し込みは次へコンタクトしてください。
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ロシア海域IUU漁業カニが米国タスクフォースの対象となる

2015-04-01 14:13:21 | 日記

2015年04月01日 モスクワ発

[ロシア海域IUU漁業カニが米国タスクフォースの対象となる]

米国大統領は、行動計画の中で、IUU漁業(密漁密輸)と水産市場における偽装を阻止するためのタスクフォース(具体的な特定の目的のために一時的に編成される部局や組織)を設置し、今年2015年7月には、輸入を含めた水産物製品の“危険リスト”と特別管理を発表すると明らかにした。

米国カニ生産業界によると、これまで、同国水産市場に悪影響を与えてきた、ロシア海域でのIUU漁業によるカニの供給もこのリストに含まれることになる。

2000年のデータで、米国カニ漁業による合法製品が、ロシアのIUU漁業カニにより受けた経済的損害は6億ドルと推定されていた。

また、米国カニ生産業界は、ロシア海域でのIUU漁業によるカニが中国と韓国を経由して、ロンダリングされ市場へ供給されてくる実態を指摘している。

米国海洋大気庁海洋漁業局は、現時点において、“危険リスト”に含まれる魚種等を明らかにすることはできないが、カニについては大規模なIUU漁業の実態に関する証拠もあり、当該リストの上位に位置づけられる可能性が高いと示唆した。

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