ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

新農業大臣にアレクサンドル・トカチョフが任命される

2015-04-22 19:31:37 | 日記

2015年04月22日 モスクワ発

[新農業大臣にアレクサンドル・トカチョフが任命される]

ロシア新農業大臣としてクラスノダール地方前知事アレクサンドル・トカチョフ(Александр Ткачёв)が任命されたとクレムリンのWEBサイトが発表した。

およそ3年間、農業部門を率いた前農業大臣ニコライ・フョードロフ(Николай Федоров)はロシア大統領顧問(советник:ソヴェトニク)に任命されることとなる。

トカチョフは1960年12月23日生まれでクラスノダール地方ヴィセリキ出身。

1983年クバン高等技術専門学校を卒業し、地元の飼料工場に技師として就職、主任技師を経て、1986年ヴィセリキ地区党委員会第一書記になる。

1990年ヴィセリキ飼料工場支配人に選出される。

1993年同工場が民営化に伴い株式会社“アグロコンプレクス”になると同社社長に就任。

1994年クラスノダール地方議会議員を経て、翌1995年ロシア連邦議会下院国家会議代議員に選出され、この間、下院の常任委員長やクバン農業協同組合長などを歴任する。

2000年経済学博士号取得。

同年12月、クラスノダール地方知事に就任し、2004年再選される。

2007年から新たに5年の任期で同地方知事。

2012年からも更に同地方知事に就任し現在に至っていた。

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農相フョードロフが省内で辞任を伝える

2015-04-22 10:37:15 | 日記

2015年04月22日 モスクワ発

[農相フョードロフが省内で辞任を伝える]

タス通信は、ロシア農業大臣フョードロフが2015年4月21日、省内で辞任を伝えたと報じた。

これは、複数の副大臣級との会議で伝え、これまでの業務に感謝の言葉があったとされている。

この情報に先立って、同大臣の辞任の可能性が伝えられたが、公式情報としては確認されていない。

また、同大臣補佐官は、タス通信のインタァヴューへコメントを断っている。

しかし、同日の下院の首相メドヴェージェフへの報告に関する政府代表者会議に、フョードロフは出席していない。

加えて、予定されていたエジプトへの出張もキャンセルされた。

情報によるとフョードロフは、新たにWTO関連の仕事に就く可能性があるとされている。

 (関連過去情報)

 2015年04月18日 モスクワ発

[フョードロフは農業大臣のポストを去るだろう]

インタァファクスは、複数の情報をもとに、近々、農業大臣フョードロフは、そのポストを去るだろうと伝えた。

この情報について大統領報道官はコメントを控え、首相報道官は、政府による関連書類は存在していないと語った。

しかしながら、他の情報によると、既に、新しい農業大臣の候補者として、以前、農業副大臣を務めていたノヴゴロド地方知事ミーチンと、スタヴポロリ地方元副知事で、3月に農業副大臣に任命されたガエフスキーの名があがっているとされている。

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3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業復活後初めて帰還

2015-04-22 09:20:02 | 日記

2015年04月19日
ウラヂオストク発
[3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業復活後初めて帰還]
昨年2014年ロシア漁業に復帰し、同年7月から操業を開始した沿海地方企業”Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)所属3万2千トン級の大型加工母船”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)が、サンマの受け入れ等、その第1回目の航海の任務を終え、ウラヂオストク港へ帰還した。
この間、洋上滞在はオホーツク海と南クリール海域の9ケ月間で、スケトウダラ、ニシン、そしてサンマ等の原料を受け入れ、洋上加工を行い、所属グループである“Доброфлот”(ドブロフロート)のブランド名を付け製品を生産してきた。
今次航海では、缶詰2,500万缶、冷凍魚2万3,000トン、そしてフィッシュ・ミール600トンと魚油125トン等が生産され、成功を収めた。
”Всеволод Сибирцев”は、わずかな時間を岸壁で過ごし、すぐに洋上へ戻る計画となっている。
(報告担当者 原口聖二: 次のYoutubeアドレスで“ドブロフロート”のプロモーションと大型加工母船“フセヴォロド・シビルツェフ”の活動等がご覧になれます。https://www.youtube.com/watch?v=2wjAaNOuNEA

(関連過去情報)
2014年06月06日 モスクワ発
[3万2千トン級大型加工母船フセヴォロド・シビルツェフがロシア漁業に復活]
沿海地方企業”Южморрыбфлот”(ユジモルルイブフロート)は、2011年に外国人の所有となった3万2千トン級の大型加工母船*”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)を、昨年2013年、ロシア農業銀行の支援を受け買収、極東漁業への投入を計画している。
”Всеволод Сибирцев”は、スケトウダラ、ニシン、サケマス、サンマ等の伝統的魚種原料に加え、TAC設定のない魚種を加工し製品を生産していくこととなる。
”Всеволод Сибирцев”は、缶詰製品等を洋上で生産するため、1989年にフィンランドで建造された。
*報告担当者 原口聖二 ”Всеволод Сибирцев”(フセヴォロド・シビルツェフ)
”Всеволод Сибирцев”と同様のタイプの大型加工母船は、1988年から1989年にかけ、フィンランドの造船所で3隻建造された。それは、”Содружество”(ソドルジェストヴァ)ПЗ-2301、Петр Житников”(ピョトル・ジチニコフ) ПЗ-2302、そして、この”Всеволод Сибирцев” ПЗ-2303。
”Всеволод Сибирцев”は、2011年12月以降、ギリシャ登記の会社によって、リベリア船籍、船名を*”HAINAN BAOSHA 001”として管理運航され、後に中国漁業へ投入された経緯にある。

 

 

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