2015年04月22日 モスクワ発
[新農業大臣にアレクサンドル・トカチョフが任命される]
ロシア新農業大臣としてクラスノダール地方前知事アレクサンドル・トカチョフ(Александр Ткачёв)が任命されたとクレムリンのWEBサイトが発表した。
およそ3年間、農業部門を率いた前農業大臣ニコライ・フョードロフ(Николай Федоров)はロシア大統領顧問(советник:ソヴェトニク)に任命されることとなる。
トカチョフは1960年12月23日生まれでクラスノダール地方ヴィセリキ出身。
1983年クバン高等技術専門学校を卒業し、地元の飼料工場に技師として就職、主任技師を経て、1986年ヴィセリキ地区党委員会第一書記になる。
1990年ヴィセリキ飼料工場支配人に選出される。
1993年同工場が民営化に伴い株式会社“アグロコンプレクス”になると同社社長に就任。
1994年クラスノダール地方議会議員を経て、翌1995年ロシア連邦議会下院国家会議代議員に選出され、この間、下院の常任委員長やクバン農業協同組合長などを歴任する。
2000年経済学博士号取得。
同年12月、クラスノダール地方知事に就任し、2004年再選される。
2007年から新たに5年の任期で同地方知事。
2012年からも更に同地方知事に就任し現在に至っていた。