再々の事で困ったもので、2度読んでるのにまるっきり忘れている本があって驚かされています。多分、早読みで斜め読みしている為だと、2回目はできるだけじっくり読むように心がけています。情けないけど、2回目かどうかも忘れています。
‘マリコ’(著 柳田邦男)は以前30年程以上前に読んで感動した本です。お薦めの本の1冊ですが、感動したにも関わらず余りにも忘れた事が殆どで、1回目に読んだものは何だったのかと思います。マリコのお母さんの書いたもの、‘太陽にかける橋’(著グエン テラサキ)と勘違いしてるかも知れないと思いまして、同時に2冊を読むと言う離れ業を使う事になったのです。
マリコには、ズート長い人生を経てにじみでた言葉があります。その言葉「悲しみこそ生きる力の源泉です」、戦争の悲惨さを家族を中心に書いた話です。アメリカ女性が結婚した夫が日本人外交官で、最後まで歴史の裏で、日米の戦争を止めさせようとしたマリコの父でした。そして戦争前夜、マリコは日米間の暗号名として使われました。
‘太陽にかける橋’では、アメリカ人から見て感じた日本の事も沢山書いています。当時の日本に来ただけでも、カルチャーショックであったのに、アメリカ人として受けた、戦争中の厳しい社会の状況に良く耐えたものと思います。日本人だけが苦しい生活を送っていたのかと思っていましたが、この様な外国の人が彼女の他にも日本にいたとは再認識し驚きました。
戦中の冷たい目で何時も見られていたのですが、そこに心ある日本人がいたとは良かったです。仕方ないとは言え、日本の様な寒さと風習の下、殆ど食べるものも無く、食べるものを貰う為に行列に並んだり、モンペを実際履いて竹槍の訓練う事を知っていたとは信じ難いです。
‘涙というものは、大きな喜びをもった慰めをもたらすこともあるもの’実体験から出た言葉です。終戦直後、父親は天皇陛下の通訳をしていて病気で亡くなったのです。その時に陛下と話した、グエンと言うアメリカ人女性がいたとは改めて凄かったと思いました。父親が亡くなってアメリカに帰国後、マリコはアメリカ人との間に子供を持ち、政界に乗り出す実話です。
お母さんが書いた‘太陽にかける橋’では、世界各地を回る外交官の家族を中心に書いています。ハリウッド映画にもなり、外交官の妻として世界を回っている中、その逸話の一つに、上海の中国人の間では、交通事故で怪我をした人を助けるのは縁起が悪い、血を流して死んで行くのをじっと見ている。他人を助けて、その悪運をこちらにもらう事はとんでも無かったそうです。
動物は前世に悪い事をした人間が生まれ変わってきている姿なのであって、これを虐待する事も、悪い事とされなかったそうです。信じられない事ですが、これが戦前の上海にいた中国人の考えで、道端に幼児の死体とかあったと言う事を書いてありました。
勿論、現在の中国一般の事とは違うと思うのですが、多大なる影響を受けた国、仲良くしたいものです。戦争は失うものばかりです、平和な国であり続けたいものです。
‘マリコ’(著 柳田邦男)は以前30年程以上前に読んで感動した本です。お薦めの本の1冊ですが、感動したにも関わらず余りにも忘れた事が殆どで、1回目に読んだものは何だったのかと思います。マリコのお母さんの書いたもの、‘太陽にかける橋’(著グエン テラサキ)と勘違いしてるかも知れないと思いまして、同時に2冊を読むと言う離れ業を使う事になったのです。
マリコには、ズート長い人生を経てにじみでた言葉があります。その言葉「悲しみこそ生きる力の源泉です」、戦争の悲惨さを家族を中心に書いた話です。アメリカ女性が結婚した夫が日本人外交官で、最後まで歴史の裏で、日米の戦争を止めさせようとしたマリコの父でした。そして戦争前夜、マリコは日米間の暗号名として使われました。
‘太陽にかける橋’では、アメリカ人から見て感じた日本の事も沢山書いています。当時の日本に来ただけでも、カルチャーショックであったのに、アメリカ人として受けた、戦争中の厳しい社会の状況に良く耐えたものと思います。日本人だけが苦しい生活を送っていたのかと思っていましたが、この様な外国の人が彼女の他にも日本にいたとは再認識し驚きました。
戦中の冷たい目で何時も見られていたのですが、そこに心ある日本人がいたとは良かったです。仕方ないとは言え、日本の様な寒さと風習の下、殆ど食べるものも無く、食べるものを貰う為に行列に並んだり、モンペを実際履いて竹槍の訓練う事を知っていたとは信じ難いです。
‘涙というものは、大きな喜びをもった慰めをもたらすこともあるもの’実体験から出た言葉です。終戦直後、父親は天皇陛下の通訳をしていて病気で亡くなったのです。その時に陛下と話した、グエンと言うアメリカ人女性がいたとは改めて凄かったと思いました。父親が亡くなってアメリカに帰国後、マリコはアメリカ人との間に子供を持ち、政界に乗り出す実話です。
お母さんが書いた‘太陽にかける橋’では、世界各地を回る外交官の家族を中心に書いています。ハリウッド映画にもなり、外交官の妻として世界を回っている中、その逸話の一つに、上海の中国人の間では、交通事故で怪我をした人を助けるのは縁起が悪い、血を流して死んで行くのをじっと見ている。他人を助けて、その悪運をこちらにもらう事はとんでも無かったそうです。
動物は前世に悪い事をした人間が生まれ変わってきている姿なのであって、これを虐待する事も、悪い事とされなかったそうです。信じられない事ですが、これが戦前の上海にいた中国人の考えで、道端に幼児の死体とかあったと言う事を書いてありました。
勿論、現在の中国一般の事とは違うと思うのですが、多大なる影響を受けた国、仲良くしたいものです。戦争は失うものばかりです、平和な国であり続けたいものです。