旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

506 沈黙(毎週土曜日に更改しています)

2017-02-11 04:28:25 | ブログ
 小説を書く仕事は効率が悪いと村上春樹さん、非効率中にこそ真実・心理が潜んでいる。効率の良いもの、悪いものどちらが欠けても、世界はいびつになるとも述べています。とは言うものの、村上さんの様に本が沢山売れれば問題が無いけれど、最近の様に長い文章を書かない、そして読まない。ブログの文章が1,000語でも長すぎると言う人がいます。済みません。直ぐ謝りますが、これはチョット違って私の文章力が弱いのでした。

 素人、つまり私が考えて、何ヶ月、モノによって数年もかけて小説を書いてその成果、つまり何10万冊も売るのが難しいと思うのです。又吉さんのように何百万部(多分)とか売るのが夢のよう、販売店は潤ったようです。これはこれで良かったと思うのです。
 ただ沢山いる小説家、芥川賞や直木賞を取っても、どう生活送っているのか不思議です。最近ただでさえ、雑誌も含み本の売り上げは落ちてきているようです。皆さん本を買ってください。実は私自身、本は図書館、人にもらって殆ど買っていません。

 またまた関係無いですが、「聖書のなかの女性たち」 いつものように古い文庫本でカバーをしたままで誰が書いたかも知らずに読みました。無神論者の私にも大変読みやすい本でした。90ページを読み終えた所で著者が気になって表紙をみて、初めて遠藤 周作(講談社文庫)と分かりました。恥ずかしい、やっぱり売れている作家は違うと思いました。
 遠藤周作の「沈黙」を映画になったので、既に読んで感動したので是非とも見ようと思って楽しみにしていました。涙もろくなった為、映画の途中隣に迷惑かららないように、始まる前にハンカチを用意、全て完了。
 しかし、残念ながら映画は盛り上がりに欠け、ハンカチはマッタク必要無かったです。何故かと考えると、拷問受ける場面、時間が限られている映画で、数々ある拷問を全部、見せるのは無理です、二つ残酷な場面を見せるのなら、一つをもっと深くやっても良かったと思いました。どうしても頂けないのが、縄で縛られ連行されるのが、縛ってある縄が緩く、そのまま被ったのではないのかと勘違いするほどでした。同じく海で十字架で縛られて満ち潮の中でも、縛った縄が解けそうでした。そればかり気になりました。演出がもう2つであると思いました。

どんな映画でも良いところがあると言っていた映画評論家の淀川長治が、もし存命であれば評論を聞きたかったです。何処を褒めたか知りたいです。彼なら上手に評論していたと思いますが、私はマダマダです。

 
 
コメント
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