旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

526 生まれたら(毎週土曜日に更改しています)

2017-07-01 05:53:28 | ブログ
 今され何ですが、生まれたら、その日から死に向かって一直線。ある本で、「小さい頃、自分もいつか死ぬんだとひどくおびえ夜中に目を覚まして死とはどういう事なんだろうと考えた。」こんな事、本当に子供が考えるのか❓勿論、そんな事、真面に考える事は無い幼年期を送ったのですが、事実に違いないのです。
 人間、何時かは確実、100%間違いなく死ぬという事を考えたら、もう少し人生を大事に生きなくては、今ある自分に感謝もしなくてはならないです。今になってやっとそこにたどり着いた自分です。

 ただ、その限りある人生の終わりが決まっていたらと考えます。その日に合わして日程、ハタマタ人生設計を考える?そうはいかない所に人生の楽しみや苦しみが生まれて来るのです。仮に苦しみがあっても先が読めたら自殺という最悪の事を選ばなくても良いという人もいたと感じます。

 お話したことですが、少し考えが変わって来たので今少し。バイト先のマンションで通いで入居者の運転手を弟のように可愛がっていました。その方と私が年が同じで話が合い気楽に親しくしていました。ある日、その人が余命2ヶ月と言われたと住人の方に聞き、早速お見舞いに行来ました。
 そこで何を見舞いに持って行ったらいいかと聞くと、冗談ポク、気楽にアダルト本がいいと本人が言っていたというのです。流石にそれは、アイドル本を持っていきました。八畳程の部屋に、ベットが四つカーテンで区切ってありました。そこで本当に気楽に退屈そうに寝ていました。部屋が椅子も無いので部屋の外へ出て話しました。
 本人は常日頃と変わらず元気で二か月後に死が待ち受けているとは信じられない思いでした。丁度二ヶ月経った頃に死の2時間程前に治療室に入り、あっけなく亡くなったと後で聞いたのです。その後、付き合いの無い弟がお骨引き取って行ったという事です。大型バイクが唯一の財産だったとの話でした。本人に確かめようが無いですが、悩んでいたかも分かりません。しかし、見た目に、こんなに気楽に亡くなる方も居られるんです。

 良く思うのが、山城新伍の亡くなった時です。誰にも会わない、弟さんが看取ったという事でした。その時は、気の毒にと思っていました。テレビの出始めた時は「白馬童子」そして、テレビのバラエティー番組にも「チョメチョメ」等とおどけていた人の死というものの淋しさを感じたものです。しかし、しかし考え替えて、それら映画やテレビのイメージを大切にした心意気を感じるのです。

 誰にでもある死は、一様ではありません。100あったら100の死に方、考えさせられます。
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