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半世紀前の事....

451 耐用年数   (毎土曜日 更新しています)

2016-01-23 04:38:09 | 目標
耐用年数とは、知っている人は知っている減価償却資産が利用に耐える年数をいう。長期 にわたり反復使用に耐える経済的に価値があるものの使用又は所有の価値の減価を、各年度に費用配分していく場合の、計算の基礎ともなります。

 動かなくなったらポイと使い捨て、使うものによっては耐用年数というものは、最早ものによってはある意味無いとも言えます。子供の頃、ルーシーショウとか別世界で憧れ夢みたいなアメリカの生活、それ以上になっています。そしてアメリカの方が、国が新しいだけに古いものを大事にしていると思います。

 現在は直すより、ナオスはナオスでも買いなおす、その方が安く簡単であり、古くなったものを大事にできない時代です。それは大量生産でものが作られるようになってからだと思います。かって日本がアメリカに対してそうあった如く、中国が安い人件費で肩代わりしたと言えます。1ドルが360円、今では価値が3分の1、世の中変わるものです。

 昔、アメリカ旅行に行く度にワンダラーショップを探し安くて珍しいものを買ったものでした。それから何年か経ち、日本でも、100均なるものができました。そうこうする内に、全国チェーン店となり修理して直すより、新しく買う方が安い時代になりました。

 それは又、修理技術者が不必要になり、そして熟練者が少なくなったとも言えます。それどころか自分で修理する必要が無くなりましたし、できなくなりました。

 ちょっと違いますが、例えば、穴あきの靴下と言うのがほぼ死語化していると思いませんか。靴下が昔ほど破れないとは云え、新しい靴下を買い、針糸が必要なくなったとも言えます。小学校の家庭科で習った裁縫も役立つ事が殆ど無くなりました。
  
 人間が精魂込めて作り出すものと、機械が作り出すものの差が判明できなくなったものも多くあります。そして機械が作り出すものに益々愛着が無くなって来ました。時代の流れと言え、どんどん日本人の器用さが失われていくのではと考えています。

 人間の平均寿命はどんどん伸びています。耐用年数とはモノに対しての年数です。でも、人にとっても考えていいのではと思っています。人の耐用年数は果たしてどれ位の長さなのでしょう。人によって違いますが、痴ほう症であっても生きている限り、耐用年数があると考えるのが当然です。でも、私の場合、延命治療は必要無し、人の尊厳死を真剣に考える必要がある時になりました。

 もう一度、まだあると思っている自分の耐用年数を考えて生きて行きたいと思います。
 

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