旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

262 バーミュダー

2012-08-11 05:49:59 | 思い出日記
30年近く前、レストランで隣の夫婦が、記念と言って、ワインのボトルを我々の為に開けてくれました。お返ししようと思ったら、いつまでも忘れられない言葉でこういいました。
‘君たちも我々の年になって、同じ事をすればよいのだよ!’全然きざっぽく無く、ごくさらりと、今考えるとその様な事は当り前という雰囲気で言われました。やっぱりアメリカ人のやる事は粋で、ズート素晴らしい思い出でした。やはりバーミューダーに似合っていて、とても感激しました。
今や彼らの年になり残念ながら、そんな状況に会う事は無く、情けないかな、その様な事はできるかなと言うのが現在です。そんな所がニューヨークからわずか2時間ちょっと、イギリス領バーミュダーです。

 そもそもニューヨークからバーミュダー(BDA)の区間路線を使ってくれたのは15名程のある会社のグループでした。添乗について行った方は、私がまだBDAに行った事が無いのを知っていて、如何に素晴らしかったかを教えてくれました。その中で一番印象に残っているのは、オジサン達がスクーターに乗って島を走った事がどれだけ良かったかを伝えてくれた事でした。これは今の皆さんと同じで聞いても、遠くまで行ってそんなものかと思うだけでした。しかし、自分で経験して初めてその素晴らしさを実感しました。

 現在の様に、世界中何処でもホテルの予約が簡単にできなかったので直接に手紙を書きました。予約の手紙を書いたけど返事が来なくて困っていました。そこで旅行社の人がテレクッスを打ってくれたのですが返事をもらえなかったので、どうにでもなるだろうと予約無しで行く事にしました。
 ところが、最初の入国検査でホテルの予約が無いと入国できないと言われました。それなら飛行機に乗る前に行ってくれたら良かったのに、3つ程のカウンターがある非常に小さい入国審査上で、その後ろにホテルの予約をする所に行く様に言われました。
そこでも航空会社割引があるかと聞いた事を思い出します。審査官に改めてホテルがもし取れなかったらと聞くと、100%予約は取れると言われました。

 タクシーでホテルに行く途中に、日本から返事が無いはずで予約したホテルは潰れていました。ラッキーにも現地で取れたホテルは素晴らしい景観でアメリカの大統領も泊ったホテルでした。
 チェックインする時、私と同じ名前で予約が入っていると言われました。そんなはずは無い何処から予約されたかと聞くと、空港のパンナムからと言われました。直ぐに空港に電話すると、どういう訳か、テレックスが入って予約したと聞きました。ラッキーで、このホテルに予約してなければ、キャンセル料を取られていたのでした。

 島中をバイクで走り観光して、公共バスに乗った時に、2人の前に座っていた子供達が席を我々に譲ってくれて観光で成り立つはずだとビックリしたものでした。
 夕食を食べる時に、バーミュダーパンツはいてレストランに行くと、皆が正装していて着替えに部屋まで帰らなくてはいけなかったのでした。景色と人、とりあえず良さは行かなければ分らない所です。
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