たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

俺VS野鳥 vol.2

2020年09月15日 19時19分50秒 | 自然観察のススメ

干潟のシギとチドリ類

 

9月13日(日)

久しぶりに「山口県きらら浜自然観察公園」を訪れます。

今日は「バードウォッチング入門」があり、久しぶりに参加してみます。

前回参加したのは6月ですから3ヶ月ぶりの参加です。

 

今回のテーマは「干潟のシギとチドリ類」です。

渡鳥のシギやチドリが県内の干潟に立ち寄る姿を、園内で観察しようというものです。

 

ところで・・・

「秋山さんのとりライフ」というマンガをご存じでしょうか?

 

ヤングチャンピオンで連載中らしいのですが、先月末、何気に書店店頭で見つけ購入してみたのですが、何気におもしろいです。

なかなかバードウォッチングテーマのマンガは見受けられなかったのですが、知らぬ間にバードウォッチングブームの波が来ていることがうかがえます。

 

 

9時40分

自然観察公園に着いてみると、すでに数組の家族連れが集まっています。

最終的に20人あまりの家族、マニアが集まります。

 

開始時間までまだ時間があるので、施設内の望遠鏡で調整池周辺を眺めていると、アオアシシギと思われるシギ類を簡単に見つけることができます。

今日の干潮は11時半なので、その時間に行くともっと多くのシギ類を見ることができそうです。

 

今回も簡単な座学を終え、早速フィールドに出かけます。

今回はカメラを持って行かず、先日ヤフオクで格安で落とした(そして、彗星観察時に道に落としてヒビが入った)双眼鏡のみを持参します。

園内には先ほどのアオアシシギの他に、カワウ、コガモ。

そしてミサゴと、上空高くにはハヤブサとトビが舞っています。

ミサゴは魚を食べる頭が白いのが特徴の猛禽類です。

思いの外、大きな魚を掴んで飛んでいく姿は、結構「カッコいい」と思います。

 

 

ええっ、

この時点で、結構、満足なのですが・・・

 

どおも園内の調整池の水位が思いの外、下がらないことから、護岸を抜けて山口湾の干潟を見に行きます。

 

えっと・・・

山口湾をざっと見たところ、シギやチドリらしい姿は見受けられません。

見えるのはダイサギ(大きなシラサギ)チュウサギ(中ぐらいのシラサギ)アオサギ(ちょっと青っぽい筋が入ったサギ)・・・

まぁ、普通種でも見られればそれなりに楽しいです。

 

んな訳で、近くに居たアオサギでも・・・

(スマホで撮れるのはこれぐらい・・・)

 

ちなみに対岸に珍しいホウロクシギが居るとのことですが、距離は遠いし、完全保護色だし、踞っている様ですし、持参した8倍の双眼鏡では残念ながら太刀打ちできません。

マニアのおじさんが持ち込んだ、高そうな単眼鏡を見せてもらうと・・・

「ああっ、いたっ」って、感じです。

(↑自然観察公園HPより)

 

一通り、河口周辺を歩いた後は、ビジターセンターに帰りながら園内ビオトープでのトンボの観察です。

こちらもスマホの写真では「こんな感じ」にしか写らないので、多分、伝わりません。

 

12時少し過ぎて、ビジターセンターに戻ります。

ああっ、記録用に望遠レンズ付きカメラ持って来ればよかった・・・

(でも鳥用の超望遠は持ってないのよね~~)

 

「とりライフ」を充実させるためにも、何かしらの機材整備を検討する必要があるようです。

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野生動物撮影日記vol.0 練習編

2020年07月14日 02時17分08秒 | 自然観察のススメ

ニホンザルとホンシュウジカの

ソーシャルディスタンスを探る

 

7月12日(日)

前日の夕方から大雨警報による職場待機を行っており、警報解除により帰宅したのが朝の6時30分です。

実は今週、計画では広島県の福山動物園と岡山県の池田動物園に行くことにしていたのですが、「大雨洪水警報も出ている中、他県の動物園はないだろ」との判断で、前日に中止をし、今日は自宅でのんびり過ごすことにします。

嫁は「天候は回復傾向にある」との判断で、9時過ぎには徳山動物園に向かったので、俺の今日の予定はフリーな訳です。

 

 

ふと、野生の動物が撮りたいと思いついたのは10時前です。

確か大雨の後は出現率が高いとか・・・

 

とりあえずカメラを準備し、自宅から美祢に向かう道に向かいます。

この道は1年を通じて、ニホンザル、ホンドタヌキ、ホンドギツネ、ニホンイノシシ、ニホンアナグマ等々を比較的簡単に(?)見ることができる、ファンタスティックな道です。

さすがにニホンツキノワグマは見たことないですね、ここでは。

中でもニホンザル「当てる気で行けば6割程」の確率で見られます。

 

んじゃ、(手近に)サルで・・・

 

今回の(撮影の)練習材料をニホンザルに定め、車に乗り込みます。

車を走らせること5分・・・

 

 

(近っ!!)

 

 

第1ニホンザル発見です。

しかも親子・・・

この時期は柔らかい若竹が育つので、道ばたのタケノコを食べている様子です。

早速、撮影機材を持って車を降ります。

 

残念ながら先の親子は山の中に隠れてしまいます。

すぐに第3ニホンザル、第4ニホンザルを発見し、接近を試みます。

言っても公道ですので、寝そべり匍匐(ほふく)前進は無理ですが、身をかかがめて、30m程には近づけます。

それぞれ2枚ずつ、撮影に成功したところで、猿の群れは山に帰って行きます。

 

えっと・・・

ちょっと、消化不良です。

 

 

他に動物出てこないかな??

 

そうだ、狗留孫山に行こう

 

 

狗留孫山は下関市豊田町にある山ですが、中腹には西国の霊場として名高い真言宗の古刹、修禅寺があります。

緑が深く絶好のシチュエイションで実に良い雰囲気なのですが、その参道側の段々畑によくシカが現れます。

今日の天候なら登山客も参拝客も少ないでしょうから、ほぼ確実にシカと遭遇できます。

車を走らせること1時間弱、道を間違えることも無く、狗留孫山駐車場に到着です。

駐車場から参道・・・というより登山道を10分も登れば「現場」に到着です。

あっさり、第1ホンシュウジカ発見です。

のんびり草むらに座っていますので、参道から何枚か撮影し、もう少し上に登ってみます。

すると少し見づらい山肌に3頭のホンシュウジカを発見します。

上から見下ろす感じで数枚撮影し、少し参道を下り、下から回り込む感じでもう少し距離を詰めてみます。

山肌をそっと近づくこと、その距離25mで数枚写したところで、「ピャ!!」みたいな警戒音的な威嚇を受けます。

 

あまりプレッシャーを与えたくないので、ここまでで断念・・・

 

下の座っていた子に、狙いを改めて接近を試みます。

 

木の陰を利用し接近しますが、こちらも25mで見つかり、立ち上がられます。

こちらも、ここまで・・・

しばし、撮影を中断し、眺めていると、ゆっくりと草むらの奥に歩いて行きます。

一旦、参道に戻り、付近を散策しながら車に戻ります。

 

車に乗り込み、山を下り始めてすぐの広場で、やや小型のホンシュウジカ1頭を見つけます。

車を降り、予備機のK-70smc PENTAX-DA L55-300F4-5.8 EDを片手に接近を試みます。

シカさん、コチラに気づいてはいますが、逃げる様子はありません。

 

殺気を消して、じわじわ近づき20mでシャッターを切ります。

DA L55-300はAF時に音が出るので、どおやらその音に警戒しているみたいです。

こっちを見ながら「ピヤッ!!」と警戒音を発せられます。

接近を中止し、その場で何枚か撮影をして、ゆっくりと距離を開け車に戻ります。

 

 

再び車で10分程走り、十兵衛茶屋といううどん屋(?)で、蕎麦とおにぎりの昼食を獲ります。

ここの蕎麦が旨いんだ・・・

 

結構、時間を使ったつもりでしたが、まだ13時。

 

帰って、ゆっくり過ごすこととします。

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俺VS野鳥 vol.1

2020年06月15日 19時32分22秒 | 自然観察のススメ

地味だが口の中だけ赤いヤツ

 

6月14日(日)

山口県も暦どおりに梅雨入りし、週末は土日とも雨模様です。

そんな中、山口県きらら浜自然観察公園バードウォッチング入門が開かれるとの情報を聞きつけ、参加してみることにします。

今回のテーマは「ヨシ原のオオヨシキリ」です。

オオヨシキリは渡り鳥で、この時期、南の国から海を渡りやってきて、ヨシ原に巣を作り産卵をします。

体長(くちばしから尾羽まで)は18cmと、小型の鳥です。

色は、なんて言うか茶色と白で、「ヨシ原迷彩(カモフラージュ)」的な色合いですが、口の中が赤いので「一点豪華主義」的な感じです。

縄張り争いなのかヨシ原の高いところで「ギョギョギョ」と鳴くので、比較的見つけやすいとおもいます。

と、鳥についてはド素人なりに、それなりに調べては行きます。

 

でだ・・・

 

冷やかしで「業務用の双眼鏡」(笑)とカメラは一応準備していきます。

 

開始の10時前に会場のきらら浜自然観察公園に行ってみると、お客様は

 

2人・・・

 

うわっ、マジか!!

 

 

その内、家族連れが数組+それなりのマニアが数名、計9名が参集します。

 

まずは座学

オオヨシキリの渡りや特徴、鳴き声などをお勉強しておきます。

さらにビジターセンターから単眼鏡でヨシ原に突き立てた枝にとまるオオヨシキリを観察します。

 

さて、雨も止んだことですし、フィールドに出ることにしましょう。

カメラは持って行きますが、250mmなので、あまり期待はできません。

 

あっ、試し撮りね

双眼鏡メインでヨシ原の野鳥を探索します。

 

 

オオヨシキリ、ヒヨドリ、ウグイス

メジロ、ダイサギ、ミサゴ等々

適度に見つけづらくて楽しめます。

 

それとトンボ。

何気に何種類も見られて楽しいですが、種類はイトトンボ、チョウトンボ、アカトンボとザックリぐらいしか分かりません。

 

 

 

望遠マクロが欲しい!!

 

感想から言うと、こういう時こそ「ザクティ」登場でしょう。

それから双眼鏡が重いので、軽い(そして安い)ヤツを探して見ましょう。

 

鳥とトンボの沼は、ははまるとヤバゲです。

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