「○○のはなし」、アップロード編
かれこれ3年程前の8月
山口県日本海沿岸を走る山陰線に観光列車「○○のはなし」が運行開始されたことから、早速乗車しに行ったときのことを日記に記しました。
結果を言えば「酷評」といわざるを得ません。
しかし、あれから3年。
運行内容の熟成も予想されることから、そろそろアップロードしておく必要があります。
よって、従来の夏休み期間の終わりも迫る8月22日、前回とは逆の往路に乗車することとします。
しかも今回は「SLやまぐち号」へ乗り継ぐ行程です。
・・・できるのか?
そんなの・・・
と、思われる方、こうご期待!!
8時前に自宅を出て最寄りのJR駅へ
そこから一路、新下関駅を目指します。
「○○のはなし」始発駅は新下関駅です。
車中の飲み物(平たく言うと「ビール」)、食料(=肴&昼食)を事前に確保しようとすると、下関駅の方が便利なようですが、3年ぶりですし、全線コンプリートしたくなったので、今回は新下関駅から乗ることとします。
駅の売店(セブンイレブン)でビールや食料一式を購入し、クーラーバッグに詰め込みます。
ある意味大切な情報なのですが、新型コロナ対策のため、「○○のはなし」車内販売はアルコールを含む飲料、食料の販売が休止となっています。
「車内で飲みたい人、なにか食べたい人は、自分で持ち込んでね」っていうスタイルです。
そうそう、言い忘れていましたが、今回は「青春18キップ」を使います。
9時35分
発車定刻は9時59分なので、そろそろホームに行ってみましょう。
入線が見たいのですが、ダイヤを見ると出発直前の入線のようなので、焦らずホームで待っていると、程なく「○○のはなし」が入線してきます。
新型コロナ禍の昨今、乗客はそんなに多いわけでもなく、少なくもない、言わば「ちょうど良い感じ」の乗車率です。
一通りの撮影を済ませ、席に着き出発を待ちます。
鉄旅には、このドキドキ感が必要なのですよ。
○○のはなしは2両編成で、1号車が和風、2号車が洋風です。
前回の乗車では1号車が満席だったため2号車を利用したので、今回は1号車をチョイスしてみます。
えっと、思いついたのが10日前なのですが、コロナ禍の昨今、余裕で座席確保です。
9時59分、定刻どおりに「○○のはなし」は新下関駅を出発します。
程なく下関駅に到着です。乗客はこちらからの方が多いかも。
12分程停車した後、10時20分に下関駅を出発します。
下関駅で列車の前後が入れ替わります。
しばらくは市街地を走るので、海を見ることはできません。
この間に、記念乗車券の裏にスタンプを押しておきます。
ここで、気になる「乗り継ぎ」について説明しておきます。
「○○のはなし」上り(東萩行き)の終着駅は『東萩駅』です。
到着は12時52分
一方、「SLやまぐち号」上り(新山口行き)の始発駅は『津和野駅』で、出発は15時45分です。
つまり東萩駅-津和野駅間を2時間53分で移動できれば、同じ日に2本の観光列車を乗り継ぐことができるのです。
そんな都合の良い移動手段があるのか??
あるよ!!
東萩駅前13時18分発の防長バス津和野行き
これに乗れば、15時04分に津和野駅に到着します。
交通渋滞や遅延を考慮しても41分の余裕があることから、津和野駅での買い物も可能ということです。
ちなみに逆区間ではバスの接続が悪く、2本の列車はつながりませんのでご注意を!!
さらに上りのSLやまぐち号をチョイスしたのにも他にちょっと理由がありますが、それはまた後ほど・・・
「○○のはなし」は、やがて市街地を抜け、海沿いに出てきます。
景色が開けたところで、ビール解禁です。
しばし、海を眺めつつビールを飲み進めます。
この旅程は、以前、「○○のはなし」の前身である「みすゞ潮彩」で利用したことがあります。
ちなみに「○○のはなし」の車体は「みすゞ潮彩」の車体を再改造したものだとか・・・
(裏は取ってないので、詳しい人に聞いて・・・)
天気がよければ、美しい北浦の海を、存分に眺めることができます。
天気がよければ・・・
実は新下関駅を出る少し前から、雲行きが怪しかったのですが、下関駅通過後についにどしゃ降りとなってしまいます。
雨雲レーダーを見ると、30分も係らず、雨雲を抜けられるようです。
列車はさらに進み、超有名観光地の「角島」最寄りの駅「阿川」や、油谷湾の眺めが広がる地区を通過し、長門市に入ります。
下り線では長門市駅から支線に入り、仙崎駅に行くのですが、上り線は支線には入りません。
列車は長門市駅を出発し、山陰線を東へ向かいます。
ここまでビール2本、ワイン(缶ボトル)1本を空け、昼食のミニ天丼を平らげています。
隣の席のおじさんはレモン酎ハイ中心に結構なペースで飲んでいたので、後半、お疲れのようです。
萩市三見の海の絶景を車窓に眺めつつしばらく走ると、萩市駅、そして終点の東萩駅に到着です。
「○○のはなし」の再評価ですが、コロナ禍の影響で売店メニューに制限がある中、コンテンツ的には充実が図られており、「まずまず」の評価です。
どちらかと言えば悪くない方かも。
ただし、観光アナウンスが随所で行われているのですが、上り下りで原稿が同じなのか、「向かって右側」とか「進行方向左側」という方向が逆のところが数ヶ所あります。
お客様も気にも留めていないようなのですが、動画(youtube)や録音をしている方もおりましたので、修正していただければと思います。