たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

動物園を忘れる旅2020 vol.1

2020年08月26日 06時24分52秒 | マイルド鉄の旅

「○○のはなし」、アップロード編

 

かれこれ3年程前の8月

山口県日本海沿岸を走る山陰線に観光列車「○○のはなし」が運行開始されたことから、早速乗車しに行ったときのことを日記に記しました。

結果を言えば「酷評」といわざるを得ません。

しかし、あれから3年。

運行内容の熟成も予想されることから、そろそろアップロードしておく必要があります。

よって、従来の夏休み期間の終わりも迫る8月22日、前回とは逆の往路に乗車することとします。

しかも今回は「SLやまぐち号」へ乗り継ぐ行程です。

 

・・・できるのか?

そんなの・・・

 

 

と、思われる方、こうご期待!!

 

8時前に自宅を出て最寄りのJR駅へ

そこから一路、新下関駅を目指します。

 

「○○のはなし」始発駅は新下関駅です。

車中の飲み物(平たく言うと「ビール」)、食料(=肴&昼食)を事前に確保しようとすると、下関駅の方が便利なようですが、3年ぶりですし、全線コンプリートしたくなったので、今回は新下関駅から乗ることとします。

駅の売店(セブンイレブン)でビールや食料一式を購入し、クーラーバッグに詰め込みます。

 

 

ある意味大切な情報なのですが、新型コロナ対策のため、「○○のはなし」車内販売はアルコールを含む飲料、食料の販売が休止となっています。

「車内で飲みたい人、なにか食べたい人は、自分で持ち込んでね」っていうスタイルです。

 

そうそう、言い忘れていましたが、今回は「青春18キップ」を使います。

 

9時35分

発車定刻は9時59分なので、そろそろホームに行ってみましょう。

入線が見たいのですが、ダイヤを見ると出発直前の入線のようなので、焦らずホームで待っていると、程なく「○○のはなし」が入線してきます。

 

新型コロナ禍の昨今、乗客はそんなに多いわけでもなく、少なくもない、言わば「ちょうど良い感じ」の乗車率です。

一通りの撮影を済ませ、席に着き出発を待ちます。

鉄旅には、このドキドキ感が必要なのですよ。

 

○○のはなしは2両編成で、1号車が和風、2号車が洋風です。

前回の乗車では1号車が満席だったため2号車を利用したので、今回は1号車をチョイスしてみます。

えっと、思いついたのが10日前なのですが、コロナ禍の昨今、余裕で座席確保です。

 

9時59分、定刻どおりに「○○のはなし」は新下関駅を出発します。

 

 

程なく下関駅に到着です。乗客はこちらからの方が多いかも。

12分程停車した後、10時20分に下関駅を出発します。

下関駅で列車の前後が入れ替わります。

しばらくは市街地を走るので、海を見ることはできません。

この間に、記念乗車券の裏にスタンプを押しておきます。

 

 

ここで、気になる「乗り継ぎ」について説明しておきます。

「○○のはなし」上り(東萩行き)の終着駅は『東萩駅』です。

到着は12時52分

一方、「SLやまぐち号」上り(新山口行き)の始発駅は『津和野駅』で、出発は15時45分です。

 

つまり東萩駅-津和野駅間を2時間53分で移動できれば、同じ日に2本の観光列車を乗り継ぐことができるのです。

そんな都合の良い移動手段があるのか??

 

あるよ!!

 

東萩駅前13時18分発の防長バス津和野行き

これに乗れば、15時04分に津和野駅に到着します。

交通渋滞や遅延を考慮しても41分の余裕があることから、津和野駅での買い物も可能ということです。

 

ちなみに逆区間ではバスの接続が悪く、2本の列車はつながりませんのでご注意を!!

さらに上りのSLやまぐち号をチョイスしたのにも他にちょっと理由がありますが、それはまた後ほど・・・

 

「○○のはなし」は、やがて市街地を抜け、海沿いに出てきます。

景色が開けたところで、ビール解禁です。

 

しばし、海を眺めつつビールを飲み進めます。

この旅程は、以前、「○○のはなし」の前身である「みすゞ潮彩」で利用したことがあります。

ちなみに「○○のはなし」の車体は「みすゞ潮彩」の車体を再改造したものだとか・・・

(裏は取ってないので、詳しい人に聞いて・・・)

天気がよければ、美しい北浦の海を、存分に眺めることができます。

 

天気がよければ・・・

 

実は新下関駅を出る少し前から、雲行きが怪しかったのですが、下関駅通過後についにどしゃ降りとなってしまいます。

雨雲レーダーを見ると、30分も係らず、雨雲を抜けられるようです。

 

列車はさらに進み、超有名観光地の「角島」最寄りの駅「阿川」や、油谷湾の眺めが広がる地区を通過し、長門市に入ります。

下り線では長門市駅から支線に入り、仙崎駅に行くのですが、上り線は支線には入りません。

列車は長門市駅を出発し、山陰線を東へ向かいます。

ここまでビール2本、ワイン(缶ボトル)1本を空け、昼食のミニ天丼を平らげています。

隣の席のおじさんはレモン酎ハイ中心に結構なペースで飲んでいたので、後半、お疲れのようです。

 

萩市三見の海の絶景を車窓に眺めつつしばらく走ると、萩市駅、そして終点の東萩駅に到着です。

 

「○○のはなし」の再評価ですが、コロナ禍の影響で売店メニューに制限がある中、コンテンツ的には充実が図られており、「まずまず」の評価です。

どちらかと言えば悪くない方かも。

ただし、観光アナウンスが随所で行われているのですが、上り下りで原稿が同じなのか、「向かって右側」とか「進行方向左側」という方向が逆のところが数ヶ所あります。

お客様も気にも留めていないようなのですが、動画(youtube)や録音をしている方もおりましたので、修正していただければと思います。

コメント
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