カワウソは本当に獲った魚を並べるのか(リベンジ編)
昨年の10月です。
ときわ動物園において「獺祭(カワウソマツリ)」と名付けて、「カワウソは本当に獲った魚を並べるのか」という実証試験を行ってみたのですが、与えた魚(アユ)が大きくて、魚を並べるのは確認できません。
そこで本年は時期を3か月早くし、魚体を小さくして再検証することとします。
今回もときわ動物園に協力をお願いしています。
7月11日(日)
午前中、なじみの漁協にアユを取りに行きます。
ええっ、
一応、人間様が食べてもうれしいサイズです。
今年はどおなることやら??
イベントは14時からの飼育員ガイドに併せて行います。
人が集まりすぎたらよくないし、折しも今週から始まる「市民感謝デー」の初日ということで、告知もしていません。
今回はお父さんのボンくん、息子のショウくんの男の子チームが担当です。
経験豊かなボンくん。
そして、家族で断然運動神経のいいショウくんということで、ちょっと楽しみです。
早速、コツメカワウソ水槽にアユ15尾を放流です。
始めは気づかなかった様なののですが、水中に動く魚を見つけた瞬間、追いかけっこのスタートです。
えっと・・・
同居のボンネットモンキーもアユに興味津々です。
逃げ惑うアユ
追いかけるコツメカワウソ
相変わらず、超、おもしろいです!!
同居のボンネットモンキーたちに見守られながら、第1波で2尾づつ捕獲です。
口で1尾咥え、両手で1尾抱えて寝室に帰ってくる姿が妙にかわいいです。
とりあえず2尾ほどは寝室でそのまま食べて、第2派捕獲戦に向かいます。
そして再度2尾ずつ捕獲しますが、こちらもその場で食べてしまいます。
そろそろお腹が膨れてきた中、第3波に出撃です。
また2尾ずつですが、今度は捕まえては離して遊んでいます。
そして寝室入り口に並べています。
が・・・
正直、微妙です。
検証結果:
そこそこの大きさのアユを与えた場合、満腹になったら「獺祭」を行う。
(可能性がある・・・)
来年はさらに小型のアユで確定実験してみたいです。
(注意)
動物園の動物たちは健康管理のため厳選した安全なエサを与えています。
故に持ち込みエサはありがたられる半面、飼育員は大変な気を遣うこととなります。
動物園に動物のエサを差し入れる際は事前に園と打合せし、由来等を明確にした後にしましょう。
また、園によっては差し入れを受け取っていないところもありますので、自己責任でご確認をお願いします。