ニホンカワウソは海にいた!!
3月25日、26日
今週末、我が家は「カワウソウィーク」です。
土曜日、『Feel!Asia in Tokiwa』の一環として、トークイベント&ガイド「アジアのカワウソ ホントの話」、日曜日のサポーターズデーでは「ニホンカワウソが絶滅したのはなぜ?」と題してお話があります。
今回、お話頂けるのは、筑紫女学園大学教授で日本アジアカワウソ保全協会理事長の佐々木 浩先生です。
ありがたや、ありがたや
3月25日(土)
今日のカワウソイベントは午後からなので、午前は母の施設の推進会議に出席です。
施設の昨今の様子、入退去の状況等の説明、そして、コロナも落ち着いて来ましたが、医療関係者からすると、まだまだ怖いとの話し・・・
等のお話を伺います。
昼食を済ませ、急いで家に帰り、ときわ動物園に向かいます。
13時30分の開始まであと30分あるということで、急いで1周しておきます。
と言いつつ、スポット的に見て回るだけなら15分あれば十分で、13時15分には会場に到着です。
会場を見ると25名程度でしょうか?
聞けば県外からのカワウソマニアの方々もおられます。
今日の公演は2部構成。
1部はアジアのカワウソ(コツメカワウソ以外)
2部はコツメカワウソ
ちなみに明日のSDではニホンカワウソなので、「全部聞き」が基本となる訳です。
講演を聴きながら・・・
まず、ビロードカワウソ、スマトラカワウソ、ユーラシアカワウソ、アジアコツメカワウソがいること。
ユーラシアとコツメが同一系統、ビロードとスマトラが同一系統とのこと。
ユーラシアカワウソはアジアからヨーロッパまで広く分布していること。
等々・・・お話があります。
二部ではコツメカワウソについて
展示場のボンネットモンキーたちも一緒に聞いてます。
ご多分に漏れずコツメカワウソも絶滅危惧種なのですが、その原因の一端がペットとしての需要で、多くが日本への「密輸」だとの事です。
先週お話を聞いたマルミミゾウでも、減少の原因の一旦は象牙の密猟で、その象牙の多くが日本で消費されているとの事です。
一見するときちんと管理しているように見える我が国も、裏では管理が滞り、ひいては野生動物の減少に加担していると気付かせられます。
一方で、自然保護団体も「かわいいから」「希少だから」と一方的に象牙使用に係る団体を攻めるだけで、何もできていない・・・
まぁ、
日本ってそんな国です。
とは言え、アジアのカワウソたちをどう守るのか?
大きな課題を突き付けられた初日の講演です。
3月26日(日)
今日は10時からSDです。
午後はそのまま残り、園長と散歩に参加しようと思っていたのですが、14時から徳山のボランティアが入ったので、急遽(?)、徳山に向かうこととします。
で、今日は前述のとおりニホンカワウソについてです。
高知県須崎市で最後に撮影されたニホンカワウソについて、その生態等に付いてお話を頂き、その後園長とのトークセッションでも貴重なお話を聞くことができます。
今回聞いていて、「へ~~~~~っ!!」ってなったのが、
1 ニホンカワウソは餌を海で獲り、真水域の陸地が住処
2 近代では漁網へ引っかかる事故が最大の死因
3 漁業被害を恐れる漁民による撲殺も多数ある
4 想像しているより、かなりデカい
5 最後に撮影されたカワウソはペットとして飼われていた個体
俺はてっきり、コツメよりちょっとでっかい感じの奴が、清流の上流でひっそり暮らしていたものだと思っていましたよ。
特別天然記念物に指定されても、そんなご様子なのです。
最後に園長が、「もしニホンカワウソがどこかで生きているとしても、テレビ局やスマホを持った一般人が押し掛けるようにならないよう、そっとしておいてもらいたい」と仰っておられます。
ハイ、ヒミツ ニ シテオキマス!!
夕方は久しぶりにときわミュージアム(植物園)でヒスイカズラの夜間ライトアップがあります。
しばし、見とれている内に、あっという間の閉園時間です。
来週はプチ遠征があるので、俺のアジアフェアは2日で終了です。