今日はごく短い記事です。
どうしてかというと、今日は午前八時から午後四時半まで(昼休み一時間半を挟んで)、バカロレアの口頭試問官として十八人の高校生と面接したので、かなり疲れているからです(明日も同様)。とてもスタロバンスキーを読んでいるどころではないのですよ(悲しい...)。
試験会場は、ストラスブールから電車で三十分南に下ったコルマールのある高校の教室です。朝八時から始まる試験に余裕をもって会場に着くためには、自宅を六時前には出なくてはなりませんでした。行きの電車の車中では、学年末試験答案の採点もしました。
口頭試問自体は全体として私にとってとても面白い経験なのですが、けっしてわかりやすくはない「変な」日本語を聴き、それに対してその程度の相手に理解されうる簡単な質問を日本語でし、それに対するこれまたよくわからない回答を注意深く聴き続けていていると、相当に疲れるものなのですよ(いつもスマイル、スマイルだし)。
もちろん、試験を受ける側だってめちゃくちゃ緊張して大変な思いをしていること(それはもう可哀想になるくらい)はよくわかっていますよ。でも、受験者は一人あたり二十五分から三十分の試練に耐えればいいのに対して、試問官であるこちらは一人でず~っと一日中対応し続けるわけですから、これは結構な重労働なのですよ(最初と最後で受験者に対するこちらの態度に違いがあってもいけないですしね)。
幸い、最後の受験者がすごく優秀だったので、気持ちよく初日を終了できました。でも、明日もあるので、今日はもうこれで寝ます。おやすみなさい。