内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

機内での思いもかけぬ再会、そして台風上陸直前の日本へ

2018-07-28 23:59:59 | 雑感

 昨日、搭乗直後、荷物を上の収納棚にしまい窓際の座席に着こうとしていると、「Monsieur K」と私の名を呼ぶ女性の声が背後から聞こえてきた。通路側を振り向くと、五年前前任校で教えていた学生の一人が笑顔で立っている。その子の名前を思い出したので、「Sさんだね?」と確かめてみたらそうだという。五年前の夏、彼女も含めた十数名の学生を日本の提携大学での三週間の夏期日本語研修のために引率した時以来だ。まさか同じ飛行機でしかも座席が隣り合わせになるとはねと、思いもかけぬ再会を互いに喜び、しばらくお互いの近況などについて話す。大学を卒業してからは、契約社員としてさまざまな仕事を経験し、今は保険会社の顧客相談員として働いているという。その間に結婚もしたとのこと。日本への個人旅行はこれが二度目。東京の知り合いのところに二週間あまり世話になるという。ソウルにも二度行ったことがあるとの話。
 友人が迎えに来るという彼女と羽田で別れて、こちらはリムジンバスで渋谷に向かう。台風上陸目前でかなり強い雨脚の中、土曜日ということもあり空いている高速を快適に飛ばすバスはわずか四十分あまりでセルリアンタワーに到着。そこまで迎えに来てくれていた妹の車で妹夫婦の家へと向かう。覚悟していた酷暑も台風の影響で小休止中、すべてが順調で快適な往路でありました。