内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

テレワークと自転車パンク修理と眼鏡の分解掃除、そして蘇る幼少期の想い出

2018-07-04 19:26:55 | 雑感

 昨日は、会議で大学に出向いたが、今日は、朝プールでひと泳ぎした後、大学に関する雑務をいわゆるテレワークで処理。
 その合間に、息抜きも兼ねて、自宅のガレージで自転車のパンク修理をしたり、今日届いた注文書を本屋までその自転車で取りに行ったり、眼鏡の丁番(ヒンジ)のネジを外して掃除したりと、いわゆるデスクワークとは違う手先と頭の使い方を挿入した。それがいい気分転換になった。ただ、眼鏡の丁番のネジを締め直すときに力余って、左手小指第二関節のあたりを小型プラスネジで刺してしまい流血の「惨事」、というのはもちろん大げさで、小さな刺し傷程度で済み、すぐに止血してバンドエイドを貼って治療完了。
 パンク修理した自転車というのは、後輪のタイヤをつい先日全取っ替えした方ではなく、人から預かっているもう一台の方。しばらく乗らずにガレージに置きっぱなしにしていたのだが、ふと見ると後輪のタイヤの空気が抜けている。まずポンプで空気を入れてみるが、すぐに空気が漏れる音がタイヤ内から聞こえてくる。これはパンクだ。先日購入したパンク修理キットが役に立つときが来た。タイヤをリムから外し、チューブを引き出す。パンク箇所はすぐに肉眼で特定できた。2ミリほどの裂け目だ。そこに直径2センチほどのゴムの粘着パッチを貼り付け、タイヤ内にチューブを戻し、タイヤをリムに嵌め戻し、空気を入れ直す。今日届いた注文書を取りに街中まで片道十五分の道のりを走ってみたが、異常なし。
 こういう作業は、子供の頃から嫌いではなかった。もっとも、小学校低学年の頃は、修理よりも破壊に終わることのほうが多かったけれど。父がよく買い与えてくれたブリキ製の自動車を、「内部構造がどうなっているか知りたい」という名目で解体しては、もとに戻すことができずにそのまま放置したり、「耐久性を検証する」という名目で、ブリキ製の自動車を自宅前の路上で空に向かって放り上げてはアスファルトの地面にそのまま落下させ、結局、数十台あったコレクションを全部壊してしまった。
 今でも不思議に思うのは、他のことではけっして甘い父親ではなかったのに、この私の理不尽な破壊行為を叱ることは決してなかったことである。ただ、ある時からは買ってくれなくなったけれど。
 それで、今日の私(って、どんな私?)があるわけであるのである。