内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

黄昏の途を今日もトボトボと歩いている猫背のK先生の独り言

2020-06-27 19:06:40 | 雑感

 これからどれだけ残されているか不確かなこの世での時間の中で、自分はいったい何を本当にしたいのか。
 これが、日々、自分に向けて発している問いです。
 私は、時間的にこの世の後に来るあの世というものをまったく信じていません。そんな信心は精神の頽落形態でしかない。そんなものを信じて安心立命を求めるのは心の弱さでしかない。
 別に死病を病んでいるわけではありません。普通の意味で、いたって健康です。でも、わからないでしょ、いつ死ぬか。自殺なんか、さらさら考えていません。そもそも、論理的に、結論として、それはありえない。
 いたずらに問題を深刻化させたいのではありません。むしろ、逆です。本当はどうでもいいことに心を悩まされないために、上掲の問いを、日々、自分に突きつけています。
 今日、研究発表してみて、ひとつわかったことがあります(何を今更なんですが)。
 私は、自分が考えたことを人に伝えたいのです。それは、「俺って、ちょっとすごくネ」って認めてほしいからではありません(ああ~、ウソウソウソ、ゼッタイに、ちょっとあるよね、承認欲求ってヤツ。 ― う~ぅ、認めたくないけど、あるね、たしかに)。
 いや、そうではなく(え~、まだ白を切るの?)、「物事をこう考えてみたら、どうだろう?」「そうしたら、世界が今までとはちょっと違って見えてこない?」って、人に問いかけてみたいのです。
 貴様ごときデクノボーが何をホザクか、と、お叱りを受けるだけかも知れません。
 でも、私がこのブログで愚にもつかない御託を並べ続けているのは、決して単なる自己満足のためではありません(これだけは信じてほしい)。「届け!」って願いながら、毎日、宛先も書かずに、目をつぶって、記事を「投函」しています。