内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

カラダ日記 ― なぜ毎日ジョギングをしているのに体脂肪率が上昇傾向にあるのか

2021-08-13 19:30:03 | 雑感

 今朝、ちょっと寝坊。5時少し前に起床。今日はジョギング休んじゃおうかなと少しだけ怠け心が兆す。でも、すぐに気を取り直し、ジョギングウエアに着替え、ジョギングシューズの紐をキュッと締める。すると、「よっしゃ~ぁ」と気合が入る(ホント、単純な作りの脳ではあります)。
 5時22分に自宅出発。でも、やっぱりちょっと体が重い。今日は1時間10キロのペースはあきらめて、タイムを気にせず、とにかく12キロ走ることだけを目指す。途中で調子が出てきたらペースを上げよう。そう思いながらトロトロ走る。
 コースはその日の気分で選ぶ。森の中はとても気持ちが良いのだが、気温が上がると、血に飢えた藪蚊軍団が容赦なく襲ってくる。今日は早朝すでに18度くらい。森は回避。マルヌ・ライン運河沿いの遊歩道を北西に向かって行けるところまで行き、同じコースを戻ってくることにする。
 ペースは一向に上がらないが、体調が悪いわけでもないし、脚がだるいわけでもない。40分過ぎたところで、今日の目標を20キロ走に切り替える。復路、反対方向からやって来るジョガーが視界に入ると(直線コースが主だから、数百メートル先でも視認できることが多い)、格好つけてちょっとペースを上げる(なんという、浅はかな見栄っ張り)。結果、20キロを2時間5分で完走。
 ここ数日、体組成計の数値にそれまでにない変化が見られる。体重は目立って減り、BMIが19,5まで落ちたのに対して、8月に入ってずっと14~15%台をキープしていた体脂肪率(最小は12,7%)が逆に17,7%まで上昇した。内臓脂肪レベルは5~6で安定している。ところが、皮下脂肪率が上昇し、骨格筋率がやや下がり気味だ。しかし、体重の減少に伴って、体幹と両脚部の皮下脂肪はさらに減っているように見える。この一見不可解な変化の理由を素人なりに考えてみた。
 毎日これだけ有酸素運動をしているのだから、体重に占める脂肪の絶対量が増えたとは考えにくい。それにもかかわらず体脂肪率が上昇したということは、骨格筋量が減少しているからだろう。確かに、有酸素運動だけでは筋肉量を増やすことはできない。それにしても、はっきりと数値に現われるほど骨格筋率が減少したのはなぜか。
 一つは、食事内容のせいではないかと思われる。体内で糖質や脂質などのエネルギー源が不足すると、筋肉中のタンパク質を分解してエネルギーに変える「異化(カタボリック)」という現象が起きてしまう。特に摂取カロリー総量を制限してはおらず、朝昼はちゃんと食べている(夜はほとんど食べない)が、筋肉量を維持するのに必要な栄養素がバランスよく摂取できていないのかも知れない。
 もう一つは、筋肉中に含まれる水分量の減少である。ただ、ジョギング前には、浄水器を通した水あるいは緑茶500ml程度、ジョギング後には、緑茶・紅茶・牛乳・豆乳・アーモンドミルク・オレンジジュース・果物カクテルジュースなど、その日の気分で飲み物の種類は変わるが、総計少なくとも1リットルは水分を摂取している(もちろんワインは除く)から、この後者の理由はあまり説得的ではない。
 以上の前提と推論が正しいとして、体脂肪率の減少と骨格筋率の上昇のためにどのような対策を講じるべきか。食事に関しては、これまでの野菜を主とした食事から、肉・魚および適度な炭水化物を含んだ食事内容に切り替えてみよう。運動に関しては、スクワットを取り入れ、かつジョギングコースに点在する運動器具を使って、筋肉量を増やすことを試みてみよう。
 25日のワクチン第二回目接種の日までこのメニューを続け、有意な数値の変化が見られるかどうか自己観察することにしよう(なんか夏休みの自由課題みたいですね)。