名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨歴史民俗学会

2007年02月25日 | セカンドルーム
飛騨歴史民俗学会に出席してきた。
この会は地元の研究者や愛好家が飛騨の歴史や民俗を研究する集まりで、1昨年から誘われて会員になった。
今日は第22回の総会で、宮川村史、村芝居(白雲座)の百年、明治大正の運送事業、高山城下町の遺構など興味のあるテーマの発表をたっぷり聞いてきた。
あまり教科書や参考書などでは触れられていない内容で、土地の人たちの地道な研究はどれを聞いても面白い。
特に宮川村は、30年に亘って{みやがわ叢書」9巻を刊行し、山深い寒村での仕事、暮らし、四季、農耕など生活文化のすべてが綴られている。
代々のメンバーは10名足らず、平均年齢も70歳を越す高齢者で支えてきたこの事業も、今春10巻目を発行して終えるとのこと。

後を引き継ぐメンバーがいないことと、陰で支えてきた役場も高山市に併合されて受け皿を失ってしまった。
小さな村の歴史が大きな市と合併して消えていく。
コメント (1)
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