ぼつぼつ雪も締まってきたので、伐採しておいた木の玉切りや、きのこ栽培用の原木の天地返しをしようと裏山へ入った。
雪面を歩けるところもあったけど、場所によっては膝や足の付け根あたりまで落ち込むので、途中で引き返し、かんじきを付けて出直した。
椎茸の原木は立ててあるので、上のほうは出ていたけど、横に寝せているなめこの原木は、雪の下に隠れているので、天地返しはまだ出来ない。
込み入っている木を切り倒しておいた場所は、いずれも雪が深くて、この状態で仕事をするのはちょっと危険なので、もうしばらく待つことにした。
3月になると、強い日差しで雪が融け、それが夜間の冷え込みで凍ると、雪面が硬くなって自由に歩くことが出来る。
飛騨の人たちは、これを「かってこ」と言って、深い雪で閉ざされていた山に入って仕事を始めるというけど、今はそういう姿を見かけることはほとんど無い。
まだ昼間の気温が低くて雪が融けないので、「かってこ」は、しばらく先になりそうだ。